凱歌を走する
先日迄行われていた
高松宮記念杯競輪では
脇本雄太の番手から中川誠一郎が差しを決めて
全日本選抜競輪に続き本年二度目のG1制覇を果たした。
いよいよ始まる函館記念。
今節は北日本勢の豪華なメンバーが揃っての戦いは見逃せない。
函館競輪開設69周年記念
五稜郭杯争奪戦(G3)
2019年6/22〜25の四日間
函館競輪場にて開催される。
欠場組は
香川雄介、三谷将太、西川親幸等27選手が欠場となり
追加組は
和田圭、成清貴之、森田優弥等が追加斡旋されている。
欠場組が多い中、北日本勢の層の厚さが目立つメンバー構成になっている。
SSからは二名の出走。
村上義弘(京都)に、清水裕友(山口)。
村上は宇都宮記念、単騎ながら浅井の仕掛けに乗り直線鋭く伸びての宇都宮記念を制覇
ベテランの味を存分に発揮した。
前節、地元地区での高松宮記念杯競輪では二次予選敗退と悔しい結果に終わったが
最終日ではしっかり人気に応えての一勝。
徐々に復調している魂の走りに今節も期待が集まる。
競走得点トップで登場の清水。
前節の高松宮記念杯競輪では
決勝進出を果たしたものの脇本の仕掛けに屈しての4着
惜しくも初タイトルには届かなかった。
近況、横の動きよりも縦で勝負している印象が強い。
5場所連続優出なるか。
立川記念以来の記念制覇が待ち望まれる。
競走得点2位で登場の渡邉雄太(静岡)
清水同様、初タイトルも期待された前節。
高松宮記念記念競輪準決勝では、近藤隆に前を任せての競走。
近藤の先行で番手絶好かと思われたが新田祐の強烈な捲りを止められずの7着。
近況、逃げも捲りも追込みもと多彩な攻めが出来ている渡邉。
進化途上の若手が伊東記念以来のG3制覇を狙う。
地元、北海道から精鋭が登場。
まず、以外にもまだ函館記念を制覇していない菊地圭尚(北海道)
3月の落車から欠場していた菊地。
復帰戦になる今節、何処まで回復しているのかが気になるところ。
北日本勢の力ある自力型が揃っているだけに地元スターが躍動する。
もう二人、山田敦也(北海道)に、中村敏之輔(北海道)
山田は前前節の高知F1で優出。
決勝では3着としぶとい競走が持ち味。
3連対率の高さは折り紙付き。
中村は近況苦戦が続いているが
直線の鋭い縦脚光るものがある。
三番手からの強襲で穴を演出してくれるか。
地元勢の走りに注目したい。
いよいよ今週土曜日から始まる函館記念。
函館記念の後は、五稜郭に湯の川温泉に海鮮三昧で祝杯と楽しみが尽きない函館旅打ちを堪能させて頂く。
(記 京凛敬三)