ありがとう。開設70周年。
Kurume Keirin
函館記念の次は久留米記念!
いよいよ6/27から始まる久留米記念。
6月に入り、新ルール導入、上半期期末の競走得点争いと更に盛り上りを魅せる競輪界。
取手記念では松浦悠士、四日市ナイター記念では山岸桂太、高松宮記念杯競輪では中川誠一郎、函館記念では新山響平となった。
上半期最期の記念は誰が制覇するのか。
来年1月の前期に反映される級班争いの明暗にも注目が集まる。
開設70周年記念
第25回中野カップレース(G3)
6/27〜6/30
福岡県久留米競輪場にて四日間開催される。
欠場組は
郡司浩平、永井清史、金子哲大等が欠場に。
追加組は
渡邉一成、松浦悠士、坂本健太郎等19選手が追加の斡旋となった。
SSからは
平原康多(埼玉)に三谷竜生(奈良)
平原は高松宮記念杯競輪初日に落車をしたものの怪我の影響も見せずきっちりと優出。
決勝では後方に置かれ、脇本の仕掛けに屈しての7着だったが安定感ある走りは健在。
今年に入り、記念競走では6開催中5開催で決勝入りをしている。
今年初の記念優勝を久留米で狙う。
優勝候補筆頭。
もう一人は三谷竜。
苦戦が続いているGP覇者。
4月の川崎記念優出4着以降決勝に乗れていない。
前節、高松宮記念杯競輪初日では
相性抜群脇本の番手からしっかり抜け出し1着と持ち味は発揮したものの
自力になった準決勝では捲り届かずの6着で敗退した。
後期の特別に向けて調子を上げたい三谷がGP覇者の意地を魅せる。
久々の優出へ。
追加斡旋で注目される
渡邉一成(福島)と、松浦悠士(広島)
高松宮記念杯競輪では復調を存分にアピールした渡邉。
ナショナル仕込みのスピードと勝負強さは折り紙付き。
1着、1着と来ての準決勝。
新山響の番手で神山拓に攻め込まれたものの
番手を死守して辛くも3着で決勝入り。
決勝では新田祐の番手で9番手。
木暮の牽制で展開向かず9着となったが気配良好。
久々の記念制覇が待ち望まれる。
今年上半期の顔と云っても過言ではない松浦。
前節、高松宮記念杯競輪では二次予選敗退に泣いたが
3日目、4日目はきっちり連絡みでファンの期待に応えた。
前前節の取手記念では自力捲りの優勝。
自力の強化に、どんな展開も苦にしないユーティリティプレーヤー。
賞金上乗せで悲願のGPへ。
盤石の布陣で挑む地元福岡勢。
2014年久留米記念覇者の坂本亮馬(福岡)
日本選手権競輪、高松宮記念杯競輪では三連対なしに終わったが、F1戦では優出して結果を出している。
厚みが増している九州自力型を盛り立てて14年以来の地元優勝を狙う。
追加が入った兄、坂本健太郎(福岡)
調子を上げての地元ホームバンク記念。
前前節の広島F1決勝では早めの仕掛けでバックを獲り後ろを突き放しての優勝。
前節、佐世保F1では優出し、400勝が期待されたが今節に持ち越しになった。
初日から狙いたい。
地元ホームに調整万全で臨んで来た
野田源一(福岡)に、田中誠(福岡)
前節、大垣決勝では果敢に先行しブフリに先着を許したが逃げ粘った野田。
F1三連続優出に前前節岸和田F1では久々の優勝で意気揚々と乗り込んで来た田中。
この二人が車券に貢献してくれる筈。
他にも
ベテラン紫原政文(福岡)に、加倉正義(福岡)
小川賢人(福岡)、西田大志(福岡)、津村洸次郎(福岡)と粒揃いの面々。
小倉からは
原口昌平(福岡)、林大悟(福岡)と頼もしい若手自力型がベテランを引っ張る。
楽しみな久留米記念がまもなく開幕。
上半期末の攻防に目が離せない。
博多ラーメン発祥とも云われている久留米ラーメンのハシゴで生気を養い
選手同様、勝ちにこだわった車券で勝負する。
負けても久留米ラーメンが癒してくれる。
そんな久留米記念旅打ちを愉しむ。
(記 京凛敬三)