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岐阜競輪場G3​ 長良川鵜飼カップ『WHO IS… TAKING THE CUP ?』

 

WHO IS…
TAKING THE CUP ?

先日迄、松阪競輪場にて行われていた共同通信社杯。
決勝での並びは
平原-諸橋の関東ライン
渡邉一-佐藤慎の北日本ライン
柴崎淳-金子貴の中部ライン
山崎賢-稲川の即席ライン
郡司は単騎で細かく分かれての戦い。
展開は
ジャンから山崎賢が先行態勢に入り
郡司が3番手、平原4番手、渡邉一6番手、最後方から柴崎の隊列となった。
ペースで駆ける山崎賢ではあったが、3番手から先捲りの郡司。
その仕掛けに乗っていた平原だったが稲川のブロックに合い失速。
そのインコースを潜り込んで来たのが佐藤慎。
佐藤慎の追撃を振り切って郡司浩平が2017年3月のウィナーズカップ振りに特別優勝を飾った。
近況、神懸かっている佐藤慎太郎がレース功者振りを発揮しての2着。
稲川のブロックに泣いた平原が3着となった。

中四日でのグレードレース。
いよいよ開幕の岐阜記念。

岐阜市制130周年
開設70周年記念岐阜けいりん
長良川鵜飼カップ(G3)
2019年9/21〜24の四日間
岐阜競輪場にて開催される。

欠場組は
中川誠一郎、河合佑弥、山本伸一等が欠場し
追加組は
山田英明、高久保雄介、野口裕史等13選手が追加斡旋されている。

SSからは
浅井康太(三重)と武田豊樹(茨城)の2選手が出走。

地元特別で気合いが入っていた浅井。
初日、二日目と1.1と人気に応えての準決勝。
山崎賢人の番手を周る絶好の並びになったが
残り一周のところで、山本伸の前輪に引っ掛かり1着到着ながら、悔しい斜行失格となってしまった。
調子自体は上向き。
前節の悔しさを地元地区記念で晴らしてくれること間違いなし。
寬仁親王牌前に岐阜記念制覇で士気を上げる。
優勝候補筆頭。

青森記念の不調を払拭した武田。
前節の共同通信社杯初日では、残念ながら自力捲りならず予選敗退となったが
二日目には黒沢を差し切り1着。
最終日は、山岸が出切れず苦しい展開ながら自力を出し、しっかり差しを決めての1着。
浅井同様、調子は上向き。
強い武田が戻って来た。
久々の記念制覇に動く。

競走得点トップで登場の山崎賢人(長崎)
前節の共同通信社杯では連日積極的な競走でバックを獲り優出。
決勝では、即席ラインながら稲川を連れての先行を魅せた。
捲りの威力ある自力勢揃いの中、力強い先行は改めて山崎の自力をアピールしてくれた。
近況は、逃げの決まり手100%。
捲りを封印しているのはG1タイトルへの布石か。
今節も果敢に先行勝負。

下期に入り停滞している太田竜馬(徳島)
現在、賞金ランキング13位。
今年こそはGPへ。
と、上半期はタイトル目前、飛ぶ鳥を落とす勢いがあった太田。
7月の小田原記念完全優勝以降は優出なし。
オールスター、シャイニングスター賞の落車失格からリズムを崩し、前節では悔しい予選敗退。
苦しい戦いが続くが、賞金上乗せは必須。
寬仁親王牌前に打開策を見付けて貰いたい。
中、四国を代表する自力型が岐阜記念で輝きを取り戻す。

地元岐阜勢、総力戦で鵜飼カップに挑む。
S1からは
志智俊夫(岐阜)、永井清史(岐阜)、竹内雄作(岐阜)。
防府F1では優出をし、縦脚発揮していた志智。
惜しくも決勝では、和田圭に先着を許したものの2着で準優勝。
調子を上げて、地元岐阜ホームバンクでの記念に気合いが入る。

誰もが知る、北京オリンピック銅メダリストが満を持して登場。
上期は調子を戻し、持つ味の先行力を遺憾無く発揮していた永井。
近況は、着が大きくなっているが、前節の防府F1を欠場し地元記念に備えた。
相性抜群の岐阜競輪場。
2010年以来の岐阜記念制覇を狙う。

欠場明けから3場所目の竹内雄作。
前節の函館F1で復調をアピール。
初日特選では苦しい展開からの捲り一発で1着。
準決勝では、裸逃げになりながらペースで駆けての押し切り1着。
決勝では仕掛け切れず5着に終わったが、視界良好。
地元勢を牽引する。

S2からは
岐阜のレジェンド濱口高彰(岐阜)
実直マーカーの土岐幹多(岐阜)
縦脚キレる後藤彰仁(岐阜)
久々の記念優出なるか吉田茂生(岐阜)
地元期待の若手113期山田涼(岐阜)

地元岐阜勢の奮起に期待したい。

いよいよ始まる岐阜記念鵜飼カップ。
行楽シーズン真っ只中。
長良川の鵜飼に、祭りに、温泉に、盛り沢山の3連休になることだろう。
情緒と車券を堪能しに岐阜へ行く。

(記 京凛敬三)