スタート そして夢の実現へ
いよいよ、千葉記念滝澤正光杯が開幕!
令和元年台風15号に伴う復興支援
千葉競輪開設70周年記念
滝澤正光杯(G3)in松戸
2019年10/3〜6の四日間
千葉県松戸競輪場にて開催される。
2021年に千葉250mバンクが完成予定。
それまで、千葉競輪場でのビッグレースは
松戸競輪場にて代替開催されることになっている。
寬仁親王牌前の最後の記念開催で
どんな戦いが繰り広げられるのか。
欠場組は
浅井康太、武田豊樹、山田英明等が欠場し
追加組は
井上昌己、根田空史、竹内雄作等8選手が追加斡旋されている。
注目のSSからは只一人。
小田原記念では、久々の優出を果たした三谷竜生(奈良)
今年は苦しい戦いが続く三谷。
小田原記念準決勝では、位置獲りの巧さも見せて中団からの先捲り。
番手捲りの松谷秀に併されたものの
外併走の粘り強い捲り1着で決勝へ。
決勝では、南関東作戦郡司の番手捲りに屈したが調子は上向き。
約一ヶ月振りの実戦でどうなるのか。
寬仁親王牌に向けての戦い。
GP覇者の意地で決勝へ進む。
現在、賞金ランキング19位まで上げて来た渡邉一成(福島)
競走得点トップで登場のシリーズリーダー。
5場所連続優出で本来の輝きを取り戻している印象。
前節共同通信社杯では、準決勝3番手を確保してからの捲り追い込み2着で決勝進出。
決勝では、捲りの勢い良かったものの、郡司、平原の捲り三列目になり不発に終わった。
賞金でのGP出走は苦しい状況だが
まだ、寬仁親王牌と競輪祭がある。
千葉記念を制覇して意気揚々と寬仁親王牌へ臨みたい。
優勝候補筆頭。
113期注目の若手からは二人。
嵯峨昇喜郎(青森)と、小林泰生(群馬)の2選手。
連続優出で勢いに乗っている嵯峨。
西武園F1では、山崎芳の優勝に貢献してラインワンツースリーを演出しての2着。
前節の別府準決勝では飯野とのワンツーで決勝進出。
決勝ではテオボスと真っ向勝負でバックを獲り
4コーナー勝負迄持ち込んでの価値ある2着準優勝。
ブレイク必至の嵯峨が松戸バンクを疾走する。
弥彦記念、西武園記念と連続優出で名を馳せた小林泰。
8月の取手F1では負傷欠場。
9月の福井F1では準決勝落車で途中欠場。
函館F1を欠場して、今節の千葉記念を復帰戦に選んだ。
流れは良くないが、S級で結果を残している自力を今節魅せ付ける。
嵯峨同様に初記念制覇なるかどうか。
113期旋風が競輪界を盛り上げる。
地元千葉勢は総勢10選手が登場の総力戦。
2015年海老根恵太以来地元優勝がないだけに是が非でも獲りたい滝澤正光杯。
千葉選手会支部長の司令塔、中村浩士(千葉)
長年、千葉勢を牽引し続けている中村。
前々節久留米F1では、田中晴の仕掛けに乗り優勝。
前節共同通信社杯では、予選敗退に泣いたが2着1本に3着1本と車券に貢献している。
千葉、南関東の強力自力型が揃って居るだけに多大な期待が集まる。
縦脚炸裂している伊勢崎彰大(千葉)
8月の弥彦F1完全優勝から調子を上げている伊勢崎。
中村同様にベテランの域に入り、存在感を増している印象。
青森記念では優出し、縦脚の鋭さは衰え知らず。
今節も番手、3番手からの突き抜けに穴党ファンからの熱い視線が集まる。
最後に御紹介。
千葉の大型先行が華開く野口裕史(千葉)
今年に入り着実に力を付けて来た野口。
千葉、南関東ナンバーワンと云っても過言ではない先行力。
徹底先行で結果を残して来た。
是が非でもバックを握る競走は古き良き競輪をも感じさせてくれる逸材。
前々節、共同通信社杯では予選敗退したが
二日目からはオール連対。
前節、岐阜記念では準決勝敗退ながらも3勝と見せ場を作った。
今節も風を切る。
いよいよ始まる千葉記念。
誰が滝澤正光杯を制覇するのか。
復興支援の名に相応しい白熱したレースを拝見させて頂く。
(記 京凛敬三)