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高松競輪場G3玉藻杯争覇戦『その走り名画の如く』

その走り名画の如く

先日26日迄開催されていたいわき平記念。

決勝では、北日本勢が盤石5車での戦いになった。
並びは
高橋晋-山崎芳-佐藤慎-佐藤和-中村敏の北日本5車
小原-山賀-武井の南関東3車
鈴木竜は単騎での走行となった。
展開は、意外にも初手から小原が山崎芳との競りを選択。
赤板から先行態勢に入る高橋晋。
インコース有利に山崎芳仁が競り勝ち一列棒状に。
バック捲って来た鈴木竜に併せて、満を辞しての番手捲りを打つ山崎芳。
佐藤慎が牽制ブロックをしながら直線へ。
ゴール前接戦になったが山崎芳が佐藤慎の追撃を振り切り、2014年振り自身3度目のいわき平記念を制覇した。
しっかりサポートをし、マーク追走した佐藤慎。
3着には北4番手を固めていた佐藤和。
ラインワンツースリーフォーで決着した。

一月の記念ラッシュを締め括るのは高松記念!

高松競輪開設69周年記念
『玉藻杯争覇戦』(G3)
2020.1/30.31. 2/1.2の四日間
香川県高松競輪場にて開催される。

欠場組は
高橋陽介、松坂英司、野本翔太等が欠場し
追加組は
竹内雄作、久木原洋、津村洸次郎等7選手が追加斡旋されている。

SSからは3選手が斡旋されている。
松浦悠士(広島)、村上博幸(京都)、中川誠一郎(熊本)の3選手。

シリーズリーダーの松浦。
競走得点119.38トップでの登場。
昨年の競輪グランプリでは展開恵まれず悔しい7着。
今年に入り、和歌山記念では自力の威力を遺憾無く発揮しての優勝。
決勝では好調をアピールする軽快な捲りを披露。
松浦フィーバーはまだまだ続く。
今節も勿論中心的存在。
優勝候補筆頭。

松浦同様、調子の良さを見せてくれた村上博。
昨年の競輪グランプリでは、新田祐に攻め込まれての9着。
今年一発目は和歌山記念。
危なげなく勝ち上がり、準決勝では鋭いカマシだった稲毛をゴール前捕らえての1着。
決勝では松浦の捲りに屈したが、仕事をして伸び返しの4着。
今節も優出濃厚か。

大宮記念では精彩を欠いた中川誠。
前節、二次予選はクリアしたが、準決勝敗退。
林大悟の番手から、絶好の二段駆けに見えたが岩本に捲られ、ゴール前末脚を欠いての6着。
雨走路も影響してなのか物足りなさを感じた。
最終日も仕掛けられずの9着と元気が無い印象に映った。
今節の立て直しは有るのかどうか。
キレ味抜群の捲りを望んでしまう。

南関を代表する追い込み屋に成長した和田健太郎(千葉)
今節は競走得点2位で登場。
昨年は前橋F1優勝で締め括り
前々節立川記念準決勝では、郡司に乗り上げての落車に泣かされた。
落車明けながら、小倉F1で優勝。
決勝では、野口裕と連結外れたものの、自力を発動しての差し切り。
今年も縦に横に動けている。
絶好調の和田に人気が集まる。

2019年、前回覇者の太田竜馬(徳島)
昨年はグランプリ、タイトル迄あと一歩だった太田。
G3は高松記念を含めて4回優勝。
着実に成績を納めている。
佐世保記念を制覇して年末を締め括った。
年明け向日町F1準決勝では、ロング捲りで柏野とのワンツー。
決勝は、先行したものの援軍無く裸逃げになってしまい稲毛に捲られたが調子自体は悪くなさそうな印象。
連覇なるかどうか。

地元香川勢からは注目の2選手。
香川雄介(香川)に池田憲昭(香川)。

昨年末の伊東記念で落車をした香川。
怪我明けでの地元記念で何処まで仕上がっているのか。
昨年は記念、F1の優勝無しとはなったが堅実な追走技術は健在。
四国、中国の自力屋が揃って居るだけに地元優勝に期待が集まる。

香川同様、地元の期待を背負う池田憲。
昨年、和歌山記念で記念初優勝。
今年に入り、小倉F1で優出3着。
前節宇都宮F1では、長島大との競りになり獲り切ったものの、3着到達失格に終わった。
失格で横の動きは制限されるが、縦脚は切れて居るだけに地元ファンに応える走りが観たい。

いよいよ始まる高松記念!
『その走り名画の如く』
名画を拝みに高松競輪場へ赴く。
勝ってもうどん。
負けてもうどん。
懐に優しく、腹にも優しい。
香川の優しさ。
うどんの梯子で英気を養い車券を当てる。

(記 京凛敬三)