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奈良競輪場G3春日賞争覇戦『NARA 2020』

 

NARA 2020

24日迄行われていた、静岡記念たちあおい賞争奪。
決勝では
渡邉雄-郡司-岡村-松坂の南関4車
浅井-志智の中部2車
小松崎-佐藤慎の北日本2車
鈴木竜は単騎での競走になった。
展開は大方の予想通り南関が先行。
中団に中部の浅井。
初日同様にカマシを敢行した小松崎だが
郡司の牽制で南関勢が主導権を握る。
バックで満を辞して、浅井が切れ味鋭い捲りを放つ。
番手郡司が併せ切れず4コーナー。
落ち着いたレース運びが光った浅井が久々の記念制覇を成し遂げた。
2着には、浅井をしっかり追走マークした志智。
3着には、静岡勢に番手を託されたSS郡司が入った。

2月もまだまだ終わらない!
いよいよ始まる奈良記念開催!

奈良競輪開設69周年記念
『春日賞争覇戦』(G3)
2020年2/27.28.29 3/1の四日間
奈良県奈良競輪場にて開催される。

欠場組は
松浦悠士、新井秀明、中野彰人等が欠場し
追加組は
山田久徳、内藤宣彦、池田憲昭等7選手が追加斡旋されている。

SSからは2選手。
平原康多(埼玉)に、村上博幸(京都)。

2014年、奈良記念覇者の平原。
今年もスタートダッシュを決めている。
立川記念決勝では、番手捲りの清水に自力捲りで迫っての2着。
大宮記念決勝では、中団3番手を死守しての捲り追込みで地元優勝。
前節の全日本選抜競輪では、又しても松浦番手の清水に屈したがゴール前追い込んでの準優勝。
今年も仕上げている。
此処数年の安定感は競輪界随一。
今節もファンの期待に応えてくれるだろう。
優勝候補筆頭。

前年覇者の村上博。
平原同様、今年に入り安定して優出を果たしている。
和歌山記念、高松記念に全日本選抜競輪。
役者は違う印象。
絶好調の伸び迄は無いものの、レース運びの巧さに脱帽。
前回、二次予選6着からの巻き返しを図り優勝。
勝負強さに磨きが懸かる。
地元記念地区、奈良記念連覇に向けて縦脚を存分に発揮する。

奈良競輪ファン大興奮!
三谷三兄弟揃っての出走。
長男三谷政史(奈良)、次男三谷将太(奈良)、三男三谷竜生(奈良)。

先ず、2018年ダービーGP王、奈良記念覇者の三谷竜生。
前節、全日本選抜競輪では優出。
二次予選では自力捲りを決めて村上博とのワンツー。
準決勝では、単騎苦しい戦いながらも3着を死守しての優出。
決勝では、中国の松浦、清水の3番手を獲るも混戦で切れず悔しい8着に終わった。
今年に賭ける想いは人一倍の筈。
奈良を、近畿を代表する三谷竜が優勝を狙う。

昨年末、調子を上げていた三谷将。
横の動き、横の牽制、横の強さの三拍子揃う名マーカー。
今年に入り、落車の影響なのか勝ち上がりに苦戦している様子。
依然、横の動きは秀逸なだけに近畿自力型は心強い。
地元奈良記念で気合いの走りを熱望する。

昨年末からの復調を果たした三谷政。
今年に入り縦脚のキレが戻って来ている。
将太同様、横の動きには定評はあるが、3番手の仕事も巧くこなす。
前節、名古屋F1準決勝でも魅せた内を閉めながら、横の捌きもしての価値ある2着マーク。
3番手で穴を開けているシーンを何度も観ているだけに今節も狙いたい1車。

三谷三兄弟の決勝連携は観れるのか。
地元3割増に期待したいと思う。

いよいよ始まる奈良記念。
直線短い奈良33バンク。
どんなゴール前勝負が繰り広げられるのか。
楽しみな戦いは27日から。

(記 京凛敬三)