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コロナウィルスの影響で無観客開催となった奈良記念。
決勝では
平原-松谷-伊勢崎-萩原の関東、南関東結束4車
三谷竜-坂口の近畿中部の2車
宮本-小倉-湊の中四国の3車の並びで競われた。
展開はジャンで先行態勢に入った宮本。
その内をしゃくって平原が先行。
隊列乱れる中、平原が掛かり良い先行を披露。
ゴール前、平原と松谷の一騎打ちとなり、番手絶好を仕留めた松谷秀幸が三度目の記念制覇を果たした。
意表を突く先行で粘った平原が2着。
内コースを巧く潜り込んで来た小倉竜が3着となった。
優勝を飾った松谷の縦脚が光ったが、初日から圧倒的な強さを魅せ付けた平原の多彩な戦法には脱帽した。
今節も無観客開催。
今週木曜から始まる記念はこちら!
玉野競輪開設69周年記念
『瀬戸の王子杯争奪戦』(G3)
2020年3/5.6.7.8の四日間
岡山県玉野競輪場にて開催される。
欠場組は
今野大輔、竹澤浩司、平沼由充等が欠場し
追加組は
畑段嵐士、島川将貴、中村一将等8選手が追加斡旋されている。
SSからは3選手が登場。
佐藤慎太郎(福島)、郡司浩平(神奈川)、清水裕友(山口)が登場。
依然安定感有る走りをしている佐藤慎。
グランプリ制覇後、今年に入り和歌山記念、いわき平記念、全日本選抜競輪、静岡記念と全て優出を果たしている。
優勝こそ無いものの、ラインを盛り立てしっかりと勝ち上がっている。
今節も優出濃厚か。
ファンの期待に応えてくれる筈。
欠場後、連続優出を果たしている郡司。
全日本選抜競輪、静岡記念と持ち味を発揮している印象。
前節の静岡記念決勝では、静岡勢に任され重圧有る番手戦で有ったが、浅井の捲りに屈しての3着。
悔しい結果に終わった。
カマシ、捲りの勢いが良いだけに今節も注目を集める1車。
GP一番乗りを果たした清水裕。
松浦と共に、中四国、競輪界を盛り上げている。
全日本選抜競輪決勝では、松浦の気持ちに応えて優勝して初タイトルを手にした。
静岡記念は欠場して今節に備えて来た。
地元記念地区の今節。
磨きが懸かる自力に、苦にしない番手戦で地元勢を援護する。
久々の記念制覇で気合いが入る浅井康太(三重)
前節の静岡記念では、圧倒的な強さで完全優勝。
昨年は苦しい戦いが続き、年明けも本調子では無かったものの、全日本選抜競輪連勝で現状を打破した。
静岡記念の動きを観る限り完全復調と云っても過言ではない。
SSに一矢報いるのはこの男なのか。
岡山地元S1から4車登場。
岩津裕介(岡山)、柏野智典(岡山)、取鳥雄吾(岡山)、工藤文彦(岡山)が登場。
今年に入り大宮記念優出に、前節松山F1優出で決勝宮本隼に追走2着だった岩津。
近況1着こそ無いが、向日町F1、いわき平F1で優出し三連対に絡んでいる柏野。
近況も積極的な競走で連続優出、地元期待の自力型が今節鍵を握る取鳥。
取鳥同様、逃げに捲りにと番手、三番手の信頼強い、競走得点以上に動けている工藤。
地元勢の奮起なるかどうか。
いよいよ始まる玉野記念!
残念ながら、今節も無観客での開催。
インターネット投票のみの発売となる。
インターネット投票の有難さを改めて感じながら投票させて頂く。
(記 京凛敬三)