70年の歴史に、新たな1ページを。
コロナウィルスの影響で、奈良記念同様に無観客開催となった玉野記念。
決勝では
新山響-佐藤慎の北日本2車
清水裕-岩津の中国2車
郡司-柿澤の東即席ライン2車
畑段-東口の近畿2車に
吉田敏が単騎での戦いで行われた。
展開は大方の予想通り新山響が主導権を握る展開に。
3番手はSS清水が譲らず死守。
5番手に郡司、7番手に吉田敏、最高後方に畑段の隊列でホーム。
最後方からカマシに出た畑段だったが出切れず後退。
バック満を辞して3番手から捲る清水であったが、佐藤慎の牽制に止められる。
掛かりの良い先行の新山響が粘りに粘る。
4コーナー鋭い追込みを魅せた郡司とのゴール前争い。
優勝は写真判定の結果、郡司浩平と新山響平が同着優勝。
3着には、清水裕を止めて新山響の援護をきっちり果たした佐藤慎太郎が入り、見応えある決勝戦になった。
12日木曜日からはこちら!
今節も無観客、インターネット投票のみの開催になる松山記念。
松山競輪開設70周年記念
『金亀杯争覇戦』(G3)
2020年3/12.13.14.15の四日間
愛媛県松山競輪場にて開催される。
欠場は
矢野昌彦、佐々木龍、酒井拳蔵等が欠場し
追加は
小原唯志、才迫開、金成和幸等5選手が追加斡旋されている。
SSからは4選手が登場。
平原康多(埼玉)、松浦悠士(広島)、村上博幸(京都)、中川誠一郎(熊本)の4選手。
シリーズリーダーで登場の平原。
昨年グランプリ3着の悔しさを晴らすかの様な快進撃。
向かうところ敵なし。
新年に入り、立川記念準優勝、大宮記念優勝、全日本選抜競輪準優勝、奈良記念準優勝とオール優出オール連対の圧倒的な強さを発揮している。
前節の奈良記念でも自力に番手と調子の良さを披露。
決勝では後手を踏まない意表を突く先行で粘っての2着。
今節も優出濃厚か。
優勝候補筆頭。
平原と肩を並べる安定感を誇る松浦。
今年に入り、和歌山記念、高松記念と連続優勝。
全日本選抜競輪では、危なげ無く勝ち上がり決勝は自力を使い清水を優勝に導いた。
ゴールデンコンビは今年も健在をアピールしてくれた。
奈良記念は欠場し、今節に調整しての登場。
自力の威力は日に日に増している印象。
今節も中心的存在。
優勝候補筆頭。
奈良記念連覇を逃した村上博。
今年に入り、和歌山記念、高松記念、全日本選抜競輪と3連続優出。
奈良記念では、連覇も期待されたが準決勝では、前を任せた山田久が後方に置かれて苦しい展開での5着敗退。
二次予選、最終日と連絡みをしているだけに調子は悪くない。
近畿を代表する追込み屋が今節躍動する。
精彩を欠いている印象に映る中川誠。
高松記念では優出し、豪快な捲りも披露していたが、全日本選抜では9.9.9.8着と悔しい結果に。
前節の静岡記念では、二次予選敗退とファンの期待に応えられなかった。
目が覚める様な、斬れ味抜群の捲りは今節出るかどうか。
爆発力を発揮し今年初優勝を狙う。
SSを脅かす、地元松山勢が7選手登場!
渡部哲男(愛媛)、濱田浩司(愛媛)、松本貴治(愛媛)、溪飛雄馬 (愛媛)、大西祐(愛媛)、吉武信太朗、門田凌(愛媛)と盤石な布陣で地元記念制覇を狙う。
円熟味増し、前節玉野F1でも優出の渡部哲。
安定感衰え知らず、2019年松山記念覇者が2連覇を狙う。
大捲りで鳴らした脚質生かし、追込み転向後も結果を出して居る濱田浩。
静岡F1決勝では、稲毛、山本伸を寄せ付けないスピード捲りで優勝。
仕上がり抜群の松本貴。
近況、勝ち上がりに苦戦しているが勝負強さは折り紙付きの渓。
2/25付けで香川から愛媛に移籍しての心機一転大西祐。
徐々に結果を出して来ている、地元期待の自力吉武に、自在性増している器用な走りが出来る自力の門田と粒揃いの面々。
地元三割増しを期待したい。
いよいよ始まる松山記念。
無観客記念でも熱戦は繰り広げられる。
こんな時でも競輪が打てる。
今節も、インターネット投票の恩恵を受けながら投票させて頂く。
一日も早く、競輪場、サテライトが再開になるのを願っている。
(記 京凛敬三)