国際自転車トラック競技支援競輪
15日迄行われていた松山記念。
決勝では
平原-諸橋の関東の2車
松浦-稲川-志智の西即席の3車
根田-守澤の南関北日本の2車
中川、杉森はそれぞれ単騎の戦いとなった。
展開は
ジャンで根田が来ないのを察知して平原が奈良記念決勝同様に先行勝負。
中川がその後ろを追走しようとするところを松浦が捌き絶好の3番手を死守。
後方に置かれたのは根田。
掛かりの良い先行を魅せる平原。
車間を空けながら松浦を牽制する諸橋。
直線に向いて松浦も追い込んで来るが関東両者のゴール前争い。
優勝は先行逃げ切りを決めた平原。
大宮記念振りのG3優勝を飾った。
しっかり仕事をし援護した諸橋がマークの2着。
位置獲ったものの捲り切れなかった松浦が3着の結果となった。
今節もコロナウィルスの影響で無観客開催になるグレードレース。
2015年から行われている国際自転車トラック競技支援競輪。
自転車競技選手の育成・強化及びその環境等の整備に関する事業等を行うため新設されたグレードレース。
国際自転車トラック競技支援競輪(G3)
2020年3/20.21.22の三日間
福岡県久留米競輪場にて開催される。
欠場組は
友定祐己、北村信明、伊藤成紀等が欠場し
追加組は
早坂秀悟、村田雅一、東龍之介等6選手が追加斡旋されている。
今節はSSメンバーの斡旋が無い為、混戦が予想される。
競走得点トップで登場の村上義弘(京都)
大宮記念優出後、病気欠場して前節の地元向日町F1では優勝。
貫禄を魅せ付けてくれた。
決勝では古性のカマシにしっかり追走し、ゴール前では理想的なチョイ差しでワンツーを決めた。
まだまだ競輪界を牽引して行く45歳。
今年初G3制覇を狙う。
追込み転向後、更に安定感増す岡村潤(静岡)
今年に入り、大宮記念決勝では岩本の先行に乗り番手から久々の記念制覇も見えたがゴール前平原に交わされ惜しくも準優勝。
宇都宮F1では優勝し、地元静岡記念でも優出と縦脚のキレを磨き上げている。
前節、いわき平も苦戦しながらも優出しているだけに今節も期待が集まる。
捲りの爆発力は健在菅田壱道(宮城)
和歌山記念優出に、全日本選抜では悔しい準決勝敗退となったが、見せ場充分の3勝を挙げた。
捲りの威力に加え、位置獲りに番手戦と多彩な戦法が魅力。
立川F1、小田原F1と準決勝敗退に泣いているが修正しての今節。
SSが居ない開催だけに一発有るかどうか。
連続優勝で波に乗る阿竹智史(徳島)
前々節、西武園F1決勝では、分断策をしながら強烈な捲りで優勝。
前節、いわき平F1決勝では、ルーキー小原が櫻井正を連れて先行。
番手捲りの上を乗り越える豪快な捲りを決めての優勝。
今節注目の1車。
3開催連続優勝を目指す。
同時開催されるガールズケイリン。
11連勝、5連続優勝中今節のシリーズリーダー石井寛子(東京)を筆頭に、地元ホームバンクで気合いが入る林真奈美(福岡)、116期在校1位のルーキー山口伊吹(長崎)と豪華メンバー揃っての戦い。
どちらも目が離せない戦いになりそう。
いよいよ始まる久留米国際自転車トラック競技支援競輪。
先が見えない状況の中、無観客開催でレースをしてくれている選手の皆様に感謝しつつ今節もインターネット投票をさせて頂く。
(記 京凛敬三)