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武雄競輪場G3大楠賞争奪戦『武士が集結! 雄姿を魅せる!!』

 

コロナウィルスの影響で昼、ナイター、ミッドナイトと、全国競輪開催中止が相次いでいたが、武雄記念は無観客で開催される。

開設70周年記念
『大楠賞争奪戦』(G3)
佐賀県武雄競輪場にて無観客開催される。
64.4mの直線。
400mバンクでは一番長い直線でどんな戦いが繰り広げられるか。

SSからは4名が出走。
松浦悠士(広島)、村上博幸(京都)、中川誠一郎(熊本)の4選手。

松浦は、昨年に引き続き好調を維持。
ウィナーズカップ(G2)を制覇し、GPへの道のりも良好。
清水と共に中国勢を盛り上げている。
逃げに、捲りに、番手戦と向かうところ敵無し。
今節も実力を発揮出来れば、優出濃厚。
優勝候補筆頭。

郡司は、競走得点トップで出場となる。
ウィナーズカップ(G2)では準決で敗れ優出を逃したものの、
最終日も1着をとり、調子は良い。
こちらも実力を発揮出来れば、優出濃厚。
対抗はこちらか。

村上博は41歳になり円熟味を増している。
成績は昨年に引き続き安定している。
全日本選抜でも優出し、そろそろ記念制覇をしたいところ。
稲垣に、野原と連携実績豊富な自力型も揃っているだけに期待は高まる。
今節も優出から優勝を狙う。

中川は、近況ピリッとしない成績ながら地元記念地区の開催だけに任務は重要。
一昨年優勝の山田英明、昨年優勝の荒井崇博と、地元勢との勝ち上がりでの連携は必須。
九州の看板レーサー復調が今節求められる。
競輪ファンが待ち望んでいる豪快な捲りが出るか。

久々の競輪実戦登場になる深谷知広(愛知)
自転車競技に専念していた深谷。
東京2020が延期になり、自転車競技で鍛え上げた脚力を競輪で披露する。
出来と、レース感は初日を観てみないと何とも言い難いが、キレ味は増しているのは間違いない。
非凡な才能が今節から華開く。
GPを見据えての戦いに注目が集まる。

地元勢からは、佐賀武雄を牽引している荒井崇博(佐賀)、山田兄弟、英明(佐賀)、庸平(佐賀)の3選手。

荒井は前年度覇者。
9年振りに悲願の地元記念制覇に武雄競輪ファンは湧いた。
42歳になり、旨さと縦脚は衰え知らず。
直線長い武雄バンクも熟知している。
信頼厚い荒井を、九州勢自力型が勝利に導く。
相性抜群のホームバンクで5度目の武雄記念制覇に動く。

2018.2019年と惜しくもGP、SSに届かなかった山田英。
一昨年の記念覇者。
『佐賀の誰かが勝てばいい、ではなく、今年は絶対に自分が取ります。』と心強いコメントを残している。
地元のエース、九州を代表するレーサーが縦横無尽に武雄ホームバンクを疾走する。

兄英明に全く劣らない非凡な才能を発揮する山田庸。
昨年3ヶ月の斡旋停止から復帰してから成績を残している。
全日本選抜では悔しい連対無しに終わったが、兄英明よりも器用な競走が出来るのが持ち味。
自力に、番手戦にとこれからが楽しみな逸材。
今節を皮切りに、グレードレースでも活躍出来るのを見守りたい。

いよいよ始まる武雄記念!
競輪ファンには待ち遠しい記念開催は本日から。
斡旋選手と、開催に踏み切った武雄競輪関係者に感謝しながらレースを拝見させて頂く。
日本選手権競輪も武雄に続き開催される事を切に願う。

(記 京凛敬三)