五月に入り、コロナウィルスの影響で日本選手権競輪(G1)に、函館記念(G3)が開催中止になった。
待ちに待った久しぶりのグレードレース開催は宇都宮記念(G3)
宇都宮記念も無観客での開催になる。
開設71周年記念
『宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦』
2020年5/21.22.23.24の四日間
栃木県宇都宮競輪場にて無観客で開催される。
欠場組は
濱田浩司、小野俊之、松坂英司等が欠場し
追加組は
稲村成浩、佐藤和也、有賀高士等15選手が追加斡旋されている。
SSからは3選手。
平原康多(埼玉)、松浦悠士(広島)、中川誠一郎(熊本)。
ウィナーズカップ初日落車欠場からの復帰戦になる平原。
今節、競走得点トップで登場。
今年に入り、ウィナーズカップ以外はオール優出、オール連対で結果を出している。
大宮記念と、松山記念優勝と競輪界を牽引し続けている。
落車の影響も気になるが、調整充分で人気に応える走りを期待したい。
昨年からの快進撃は圧巻の松浦。
今、競輪界で一番強い男と云っても過言では無い。
今年に入り、和歌山記念、高松記念、ウィナーズカップ、武雄記念とグレードレース4勝と誰にも止められない勢い。
6開催全て優出を果たしている。
GPへの視界も良好。
今節も優勝候補の走りは必見。
今年に入り精彩を欠いている印象に映る中川。
前節、武雄記念準決勝では山田英の番手戦で連携乱れての敗退。
最終日は鬱憤晴らし、自力捲りでの一勝となったが苦しい戦いが続いている。
今年、まだ優勝が無いだけにそろそろ豪脚を拝みたいところ。
得意の500バンクで優勝を狙う。
キープレフトの存在感が戻って来た浅井康太(三重)
静岡記念完全優勝を皮切りに、松阪F1では危なげなく3連勝で優勝。
前節の高知記念も絶好調をアピール。
決勝では、8番手ながら斬れ味抜群の捲りを披露しての快勝。
直近4ヶ月1着15回は頼もしい限り。
GP返り咲きへ虎視眈々。
今節もSSの牙城を崩す。
ウィナーズカップでは惜しくも優出を逃した稲川翔(大阪)
タイトルホルダーが徐々に調子を上げている。
前節、ウィナーズカップ準決勝では悔しい4着敗退ながらも、シリーズ2勝と縦の伸びも上場。
真骨頂である横の強さは健在。
円熟味を増す走りでラインに貢献するのは間違い無し。
松山記念以来の優出なるか。
地元、栃木勢からは主役の神山雄一郎(栃木)が登場。
52歳になった今でもトップで活躍するレジェンド。
G3は現在99勝。
地元宇都宮記念でメモリアル優勝に期待が高まる。
近況勝ち上がりに苦戦しているが、勝負強さは皆が知るところ。
今節を盛り上げるのはこの男かもしれない。
地元、自力型の注目は雨谷一樹(栃木)、坂井洋(栃木)
ナショナルチームで鍛えたスピードは一級品の雨谷。
近況、逃げの決まり手こそないものの、得意のカマシと爆発力有る捲りは驚異。
前節、名古屋F1決勝ではスーパールーキー寺崎とも好勝負を演じていただけに楽しみな一車。
徐々に頭角を表している坂井。
前節、玉野F1決勝では目が覚める様な捲りで優勝。
今年優勝2回と栃木、関東を背負って行く存在感。
地元初記念で気合い充分。
栃木勢の活躍にも目が離せない。
いよいよ始まる宇都宮記念。
生で競輪観戦が出来る日を待ち望みながら、今節もネット投票で参戦させて頂く。
(記 京凛敬三)