2020 WAKAYAMA
いよいよ始まる高松宮記念杯競輪。
今年は、新型コロナウイルスの影響で日本選手権競輪が中止を始め、全国で開催中止が相次いだ。
危ぶまれていたが、高松宮記念杯競輪は幸い開催される運びとなった。
第71回
『高松宮記念杯競輪』(G1)
6/18.19.20.21の四日間
和歌山県和歌山競輪場にて無観客開催される。
欠場、追加斡旋は無し。
S級S班勢揃い。
中国ゴールデンコンビの松浦悠士(広島)、清水裕友(山口)
松浦は、今年に入りオール優出。和歌山記念、高松記念、ウィナーズカップ、武雄記念とSPP賞制覇と勢いは増すばかり。
この勢いのまま、自力自在に動く。
タイトル獲りへ大本命。
清水は、今年に入り立川記念、全日本選抜競輪、久留米記念制覇。
松浦との連携では相性の良さを発揮しているだけに今節もどちらが前でどちらが番手か気になるところ。
余裕すら感じる立ち振る舞いでファンを魅了する。
中国コンビに一矢報いたい平原康多(埼玉)
平原は、大宮記念、松阪記念優勝。
立川記念、全日本選抜競輪、奈良記念、SSP賞準優勝と抜群の安定感を誇っている。
清水、松浦に三度先着を許しているだけにGP前に苦手意識を払拭して置きたい。
落車の影響も無いだけに今節も優出濃厚。
東京オリンピック2021代表を決めた新田祐大(福島)と脇本雄太(福井)
新田は、今年初めての競輪出走。
昨年は、オールスター競輪ワンチャンスでGPの切符を手に入れて、GPでは脇本の番手で粘り獲り切り、絶好の初GP制覇目前であったが伸び切れず4着。
今年に懸ける想いは人一倍強い。
今節でGPの切符を手にして、GP制覇で東京オリンピックを迎えたい。
豪脚唸る捲りを拝ませて頂く。
脇本も、今年初めての競輪競走。
昨年は、競輪界で一番強い男と云っても過言では無い活躍で才能を開花させた。
日本選手権競輪、ウィナーズカップ制覇と先行力と自力の強さを披露してくれた。
近畿勢の勢いが止まっているだけに、重大な任務を遂行する為に風を切る。
悲願のGP制覇へ第一歩を踏む。
南関東司令塔の郡司浩平(神奈川)
郡司は、1月立川記念での落車で欠場を余儀無くされたが、復帰後全日本選抜優出に、玉野記念制覇。
前節の武雄記念決勝では、松浦に迫っての2着準優勝と調子を上げて来ている。
捲りの斬れ味は競輪界随一。
初タイトル奪取でGPへ。
今年に入り、優勝こそ無いものの結果を出し続け車券に貢献し続けるGP覇者の佐藤慎太郎(福島)
GPでは脇本の番手を新田に奪われ悔しい想いを今節ワンツーで決めたい村上博幸(京都)
昨年二冠、今年に入り調子を崩していたが徐々にらしい捲りが出ている中川誠一郎(熊本)
と、SS9選手が集結した。
大注目の若手自力型からは
113期松井宏佑(神奈川)、宮本隼輔(山口)、森田優弥(埼玉)、嵯峨昇喜郎(青森)、黒沢征治(埼玉)、115期高橋晋也(福島)
が、登場。
未来のスターが今節ブレイクする。
いよいよ始まる
『高松宮記念杯競輪』in和歌山競輪場
競輪の有り難み。
開催の有り難み。
選手の有り難み。
この機会に気付ける事が多々有る。
良し。
気合い入れて車券に向き合わせて頂こう。
(記 京凛敬三)