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前橋競輪G1 寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント『赤く染まる刻。』

赤く染まる刻。

いよいよ本日開幕!
今年の特別競輪も残すところあと二つ。
競輪GPを占う大事な戦いが始まる。

第29回
『寬仁親王牌』
世界選手権記念トーナメント
2020年10/15.16.17.18日の四日間
群馬県前橋競輪場にて開催される。

欠場組は
山中秀将、柴崎淳、湊聖二、岡本総が欠場し
追加組は
近藤隆司、伊藤裕貴、佐藤龍二、佐藤博紀の4選手が追加斡旋されている。

S級S班勢揃いの豪華ラインナップ。

賞金ランキング1位の松浦悠士(広島)
競輪界を牽引している。
現時点で、賞金総額一億三千万越えの活躍と、輝きを魅せている。
今年に入り、出走した16開催全て決勝進出の優出記録を更新中。
偉業は続くのか。
今年は、名古屋オールスターを制覇し競輪GPの切符を手に入れている。
松浦らしい競輪道を今節も拝ませて頂く。

賞金ランキング2位の清水裕友(山口)
年始から好発進の立川記念制覇。
2月には、全日本選抜競輪を松浦の番手から制覇し、GPへの切符を手に入れた。
久留米記念、サマーナイトフェスティバル優勝と順調に来ていたが、近況特別競輪では勝ち上がりに苦戦している。
久留米で行われた熊本記念では、積極的な自力も見せてくれただけに今節も期待大。
松浦とのゴールデンコンビで寬仁親王牌制覇を目指す。

賞金ランキング3位の脇本雄太(福井)
自転車競技専念の為、出走本数少ないながら高松宮記念杯競輪完全優勝でGPを決めている。
5開催走って六千万越えは圧巻。
サマーナイトフェスティバル準決勝敗退以外は、持ち前の自力とスピードを存分に発揮している。
前回の共同通信社杯では単騎カマシが不発に終わっているだけに今節に掛ける想いは強い。
二つ目のタイトル奪取に動く。

賞金ランキング4位の平原康多(埼玉)
前節、共同通信社杯初日はまさかの落車欠場となった平原。
今年も、安定感抜群の競走で大宮記念、松山記念、弥彦記念と3回の優勝を誇る。
前回の落車の影響と、向日町記念準決勝敗退の悪い流れを今節で払拭したい。
修正能力の高さを出し、タイトル制覇でGPの切符を手にしたい。

賞金ランキング5位の郡司浩平(神奈川)
前節、圧倒的な強さで熊本記念を制覇した郡司。
今年は、玉野記念、取手記念、岐阜記念に熊本記念と4回の記念優勝。
捲りの斬れ味を磨きつつ、先行力も昨年を上回る強さで結果を出し続けている。
現時点では、賞金ランキングでGPに行けそうだが、狙うはタイトル奪取。
脇本率いる近畿、松浦清水の中国勢を倒すべく南関を代表するレーサーが見せ場を作る。

共同通信社杯決勝では、失格となった山田英明のブロックが無ければ優勝を手にする豪快な捲りが出ていた新田祐大(福島)
青森記念決勝では、新田を援護しワンツーを決めていた昨年のGP覇者である佐藤慎太郎(福島)
地元向日町記念欠場に、共同通信社杯途中欠場が気になるが奮起を誓い脇本とのワンツーを目指す村上博幸(京都)
地元熊本記念でも苦しい戦いが続いたが、昨年二冠のスピードスターが今節で復調し、タイトルを手にGPへ名乗りを上げたい中川誠一郎(熊本)

盤石なSS勢の動向には初日から目が離せない。

SSの牙城を崩せるのか。

青森記念3連勝に、宇都宮F1では完全優勝。徹底先行を貫き実りつつある新山響平(青森)

賞金ランキング11位。
秀逸な突っ込みで、優出、優勝でGPへ賞金上乗せをして行きたい守澤太志(秋田)

賞金ランキング6位。
松戸記念落車の怪我から復調し、徐々に持ち味の縦脚が戻って来ている和田健太郎(千葉)

富山F1では格の違いを魅せ付けて優勝。
タイトルをもぎ取ってGP返り咲きを目指すキープレフト浅井康太(三重)

賞金ランキング8位。
共同通信社杯決勝1着到達ながら失格。
次点も経験し、悲願のGP迄あと一歩の山田英明(佐賀)。

SSに挑み、寬仁親王牌のタイトルを狙う。

いよいよ前橋競輪場にて始まる
『寬仁親王牌』
超高速バンクでスピード溢れる熱戦が繰り広げられる。
年末の競輪グランプリの切符を手にするのは誰か。
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(記 京凛敬三)