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和歌山競輪G3『夢』

激しい胸の高鳴り
高ぶる心
魂の鐘が鳴り響くとき
勝利は我が手の中に
いざ夢に向かって全力疾走

『夢』

和歌山グランプリ WGP
開設69周年記念(G3)
1/11〜14の四日間
和歌山競輪場にて開催される。

2019年、一発目となった立川記念は
SS清水裕友の優勝で幕を閉じた。
竹内-浅井、本線中部二車の後ろに
単騎の清水が追走する形で残り一周。
浅井の秀逸な牽制を掻い潜り
堂々としたレース運びで
浅井を押さえての優勝を飾った。
SSの重圧など感じさせない快走だった。
今年も清水の飛躍に期待したい。

立川記念に続いては和歌山記念。
和歌山グランプリが開催される。

SSからは3選手。
武田豊樹(茨城)、村上博幸(京都)に、GP覇者が満を持して登場の三谷竜生(奈良)。
2018の顔になった三谷。
日本選手権競輪に高松宮記念杯競輪に競輪グランプリを獲得。
今年は一番車と、競輪界を背負って立つ三谷。
2019年同地区開催からのスタートに、競輪ファンは熱くなる。優勝候補筆頭。
昨年後半の怪我に泣かされながらもGP入りした村上博幸。
安定感抜群のレース運びに、鋭く伸びる縦脚は健在。
近畿王国をまとめ上げて更なる高みに誘う。
村上同様、落車に怪我に泣かされながらも戦い続けた武田。
昨年後半は元気が無い印象に映ったが、45歳のアスリートはまだまだ戦える。戦って貰いたい。
新しい進化と、円熟味を増した走りを拝ませて頂く。

競走得点トップの中川誠一郎(熊本)。
約一ヶ月空いての実戦。
昨年後半は中川らしい捲りが炸裂。
久留米で開催された熊本記念を制覇し
競輪祭、広島記念では存分に見せ場を作った。
スピードスターが2019年も躍動する。

競走得点3位の新山響平(青森)。
競走スタイルを確立してからの目覚ましい成長。
是が非でも主導権を握る姿に感銘を覚える。
強い。成績の安定と共に
若手の見本となる先行力は
現時点では競輪界ナンバーワン。
と云っても過言では無い。
逃げが不利と云われる現代競輪で見せ場を作る。

地元、和歌山グランプリカルテットを御紹介。
前年覇者の東口善朋(和歌山)。
昨年、苦しい展開ながらも
地元和歌山の声援に応えて優勝した。
連覇に向けて邁進する。
近畿自力型の層の厚さは兎に角追風。
伊東記念に前橋F1優勝。
更に、岸和田F1の切れ味が有れば連覇目前。

和歌山を動かす追い込み屋がもう一人。
熟練された横の動きが精度を増す椎木尾拓哉(和歌山)。
名マーカーに成長した椎木尾。
自力選手からの信頼も厚い。
縦横無尽に動く椎木尾が和歌山記念で初優勝なるかどうか。
勝ち上がりから目が離せない。

自力型から
稲毛健太(和歌山)に、南潤(和歌山)。
非凡な才能を持っている両名。
近況の強さはタイトルも狙える位置まで来ている稲毛。
先行力は勿論のこと、切れ味抜群の捲りにも磨きが掛かり、正月開催での岐阜F1で幸先の良い優勝。
やっと頭角を現してくれた脚に更なる注目が集まる。
稲毛同様、苦しみながらも着実に力を備えて来た逸材の南。
近畿を代表するニュースターが2019年に輝く。
函館記念制覇から、宇都宮記念3着と着実に成績を残していたが、怪我明けからは決勝入りを逃している現状。
ヤンググランプリ2着を皮切りに、地元記念で自脚の強さをアピールする。

いよいよ
和歌山グランプリ開幕。
いざ夢に向かって全力疾走。

(記 京凛敬三)