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宇都宮競輪G3​ ワンダーランドカップ『その瞬間、風に恋をする・・・』

その瞬間、風に恋をする・・・

おかげさまで70周年。
これからもよろしくお願いいたします。

500バンクの熱戦は本日から開幕。

開設70周年記念
宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦(G3)
2019年5/16〜19日の四日間
宇都宮競輪場にて開催される。

欠場組は
佐藤博紀、岡光良、月森亮輔等が欠場となったが
伊早坂駿一、小埜正義、川口公太朗等9選手が追加斡旋となった。

競走得点トップ、シリーズリーダーの平原康多(埼玉)
相変わらずの安定感を誇る平原。
今年に入り記念制覇は無いが、大宮記念決勝3着、高松記念決勝2着、松山記念決勝6着、武雄記念決勝3着、川崎ナイター記念決勝3着と結果を残し続けている。
昨年後半の勢いと調子には戻ってはいないものの
レース巧者の存在感は存分に発揮している。
今節も決勝へ。
優勝候補筆頭。

平原同様、競輪界を牽引している浅井康太(三重)
武雄記念準決勝で落車をし、高知記念を欠場調整してから臨んだ松戸日本選手権競輪。
準決勝では深谷の番手で絶好かと思われたが
単騎の古性に攻められ分断される。
立て直して2センターから踏み込むも、平原にしゃくられて7着。
悔しい準決勝敗退に終わった浅井。
調子自体は悪くない。
今年初の記念制覇にキープレフトが動く。

脇本相手に果敢に先行勝負をした渡邉雄太(静岡)
松戸日本選手権競輪で優出。
決勝では地元田中晴を背負い果敢に先行。
脇本、清水に捲られはしたが見せ場を作った。
近況は捲りに比重を置いているが、持ち味の先行力と、発展途上の位置獲りは今後のタイトル争いには必須。
新しい渡邉を500バンクの宇都宮でも観れるか。
伊東温泉記念以来のG3制覇を狙う。

新興勢力続々登場。

1月にA級から特別昇級を果たした113期の河合佑弥(東京)
S級の壁を物ともせず、前節前橋F1では初優勝。
決勝では佐伯辰にカマされたものの、番手大川龍から飛び付きで番手を捥ぎ取り、阿竹の捲りに合わせて発進。
櫻井正の追撃をも許さず力強いレース運びをした。
自力自在に動ける大型ルーキーに注目が集まる。

昨年後半から頭角を現している野口裕史(千葉)
徹底先行でS級でも戦っている野口。
S級では優勝は無いものの、決勝にはコンスタントに乗っている。
大宮記念決勝では、平原相手に善戦し名を売った。
南関期待の若手が今節も風を切る。

地元栃木勢は豪華な布陣で臨む。
レジェンド神山雄一郎、追込みも板について来た神山拓弥、捲り職人の長島大介に金子幸央。
決勝に乗り地元制覇を狙う。

自転車の街宇都宮。
その瞬間、風に恋をする・・・
駅前でレンタサイクルを借りて宇都宮競輪場へ。
風を感じる。
そんな余裕が車券に繋がるのを
この歳になってやっと解って来た今日この頃。

(記 京凛敬三)