いよいよ6/13から開幕!
節目となる今節。
どんな戦いが繰り広げられるのか。
第70回
高松宮記念杯競輪(G1)
6/13〜16の四日間
岸和田競輪場にて開催される。
他のビッグレースとは勝ち上がりが違う高松宮記念杯。
東西別れて凌ぎを削る。
今節は、初日に東、西日本一次予選に東、西日本特別選抜予選。
二日目は、東、西日本二次予選に東日本青龍賞、西日本白虎賞。
三日目は、東、西日本準決勝各2レース計4レース。
四日目の決勝は、準決勝2着8名+3着1名と云う番組構成になっている。
欠場組は
鈴木庸之、菊地圭尚、鈴木謙太郎、天田裕輝、野原雅也。
追加組は
長島大介、守澤太志、金子哲大、杉森輝大、濱田浩司の5選手が追加斡旋となった。
SSからは浅井康太を除く、8選手が出走。
中でも、松戸日本選手権競輪を完全優勝した
競輪界ナンバーワンレーサー脇本雄太(福井)が登場。
今年に入り大垣ウィナーズカップ G2制覇に松戸日本選手権競輪G1制覇。
8戦7勝2着1回と圧倒的な強さを誇っている。
今節も優勝候補筆頭の脇本に注目が集まる。
賞金ランキング3位でGPへの視界良好な清水裕友(山口)
松戸日本選手権競輪決勝2着で賞金を上乗せした清水。
このまま怪我なく年末迄戦えれば2年連続のGPへ。
平塚記念では苦しみながらも優出。
決勝では南関5車相手に善戦し見せ場を作った。
松山全プロ記念では連対なしに終わったが仕掛けてはいたので調子自体は悪くない。
初タイトルなるかどうか。
清水同様、タイトル目前松浦悠士(広島)
今年は飛躍の年になっている松浦。
今節、一番調子が良い選手と云っても過言ではない。
前節、二日目から自力捲り3連発。
危なげないレースで取手記念を制覇した。
今年、出走したグレードレースでは全て優出と安定感抜群の松浦。
今節も決勝進出濃厚か。
自力に磨きが掛け、打倒脇本に闘志を燃やす。
シャープになりキレ増した深谷知広(愛知)
ナショナルチームで脚を作る深谷。
久々の実戦となった川崎記念では惜しくも準決勝敗退とはなったが、3連対と存在感をアピール。
前節、松戸日本選手権競輪では連日の先行で優出。
決勝では単騎ながら、前々勝負で3番手を確保してからの先捲り。
惜しくも田中晴のブロックに屈したが、ナショナル仕込みのスピードを発揮した。
この男が元気が良いと競輪界は盛り上がる。
地元ビッグで気合いが入る古性優作(大阪)と南修二(大阪)
昨年、あと一歩のところでGP入りを逃した古性。
現在、賞金ランキング7位と射程圏内に居る。
松戸日本選手権競輪決勝では、脇本の番手で絶好と思われたが2センターで松浦の煽りを受け悔しい4着。
初手の踏み出しにしっかり追走していただけに次こそはと思わせてくれた。
再び脇本との連携が見られるのか楽しみだ。
長年、近畿の自力を支えている南。
今年に入り優勝こそないが、静岡記念決勝2着にF1決勝では2着2回、3着4回と結果を残している。
近況では度々自力を使う機会が増えて、直近4ヶ月では5本捲りを決めている。
横の秀逸さに縦の脚が加わり熟練度が増している印象。
岸和田ホームバンクで縦横無尽に駆ける。
待ちに待った70回目の東西対決、高松宮記念杯競輪が岸和田競輪場で始まる。
今年3本目上半期最後のG1。
中川誠一郎、脇本雄太、に続くのは誰か。
だんじり祭りの様に勇壮さ、力強さのある盛り上がりになる事を期待しよう。
(記 京凛敬三)