輝く熱タイヤ

八月に入り、本格的な猛暑になった日本列島。
こんな暑さの時にはナイター開催に限る。
涼みながら競輪を楽しめる絶好のチャンスがやって来た。

アーバンナイトカーニバル(G3)
アーバンナイトヴィーナス(F2)
8/9〜12の四日間
神奈川県川崎競輪場にてナイター開催される。

アーバンナイトカーニバルは今回で3年目。
歴代優勝者は
2017年 深谷知広
2018年 荒井崇博
果たして今節は誰が優勝するのか。

欠場組は
牛山貴広、菅原晃、林大悟等が欠場し
追加組は
朝倉佳弘、宿口陽一、西岡拓朗等9選手が追加斡旋となっている。

オールスター前のG3開催とあってSSは不在だが
粒揃いのメンバー構成で激戦必至。
同時開催されるガールズ戦にも注目が集まる。

レースプログラムは
初日、二日目とL級ガールズ予選が1〜3R
男子選手は、初日4〜11Rに一次予選。最終12Rに初日特選。
二日目は、7〜9Rが二次予選B、10〜12Rが二次予選Aとなっている。
三日目は、5,6Rにガールズ準決勝、10〜12RがS級準決勝。
最終日、9Rにガールズ決勝、12RにS級決勝の番組構成が組まれている。

競走得点トップで登場の佐藤友和(岩手)
弟子である藤根の成長と共に調子を上げている佐藤。
師弟連携になった青森F1決勝では別戦だった佐藤慎ブロックに屈しての5着。
前節の平塚F1では優出を逃したが
5月の川崎F1では準優勝とバンク相性の良さを発揮した。
川崎ナイターG3で元SSの力を遺憾なく発揮する。

怪我明けから徐々に復調している山中秀将(千葉)
2月から4月後半まで負傷欠場をしていた山中。
苦戦が続いていたが、7月に入り奈良F1で優出。
前々節の函館F1ではテオボスと接戦を繰り広げての準優勝。
持ち味の強烈な捲りが、徐々に戻って来た印象。
後期に入り、川崎ナイターG3で完全復調をアピールしたい。

地元勢、層の厚さに期待が高まる。
S1からは、円熟味増す白戸淳太郎(神奈川)に成田健児(神奈川)
車券貢献度高い大塚玲(神奈川)に、競走得点2位で堅実な追込みに定評のある東龍之介(神奈川)
S2からは、病欠明けだが縦脚光る石塚孝幸(神奈川)に、今節もゴール後のガッズポーズが見られるのか佐藤龍二(神奈川)
自力型の村上直久(神奈川)、関根健太郎(神奈川)、佐々木龍(神奈川)
地元神奈川勢と南関勢を勝利に導く。

L級ガールズ戦
欠場は
鈴木美教が負傷欠場となり
追加で
中嶋里美が斡旋された。

別府ガールズケイリンフェスティバルではバックが取れず悔しい競走に終わった柳原真緒(福井)が登場。
積極的な競走で競走得点トップの意地で人気に応える。

安定感抜群の荒牧聖未(栃木)
捲りのキレと位置獲りの上手さで長年成績を残している。
戦歴上位の荒牧が優勝に名乗りを上げる。

地元神奈川から川崎ホームバンクのルーキー高木佑真(神奈川)が競走得点4位で出走。
在校6位の高木だが、デビュー戦は優出したものの悔しい連絡みなしに終わった。
前節奈良では、積極的な競走で準優勝。
ホームバンクでの好走を地元ファンが待ち侘びている。

いよいよ、9日金曜から始まる川崎アーバンナイトカーニバル。
『輝く熱タイヤ』
ナイター開催の熱い戦いが繰り広げられる。
ナイター開催とはいえ、熱タイヤの川崎バンク。
水分補給をお忘れなく。

（記 京凛敬三）