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松阪競輪場G2​ 共同通信社杯『ギュイーン。 突き進め、そのスピードで』

 

ギュイーン。
突き進め、そのスピードで

下期に入り、GP戦線が俄然盛り上がりを見せている。
特別競輪残すは、共同通信社杯、寬仁親王牌、競輪祭となっている。
現時点でタイトルを獲っているのは
中川誠一郎(全日本選抜競輪、高松宮記念杯競輪)
脇本雄太(日本選手権競輪)
新田祐大(オールスター競輪)
の、3選手。
賞金ランキング上位者からは
佐藤慎太郎、清水裕友、平原康多、松浦悠士、村上博幸、菅田壱道、諸橋愛の順番で続いている。
ボーダーラインの選手は是が非でも獲りたい共同通信社杯。

もう一つの話題は
若手の登竜門と云われている共同通信社杯。
先行基準の
・100期~113期までの各期卒業の選手のうち、平均競走得点上位者から順次25名
・FI決勝1~3位回数上位者(同数の場合は平均競走得点上位者)
等が挙げられる。
他の特別競輪よりも、若手選手が出走する機会が自ずと増える。
新しい競輪界のスターが共同通信社杯から輩出される事を楽しみにしている。

第35回共同通信社杯(G2)
松阪けいりん
9/13〜16の四日間
三重県松阪競輪場にて開催される。

欠場組は
窓場千加頼が病気欠場になり
追加組は
諸橋愛が追加斡旋を受けている。

SSからは6選手が登場。
賞金ランキング5位の清水裕友(山口)
賞金ランキング6位の平原康多(埼玉)
賞金ランキング8位の村上博幸(京都)
このままの調子を維持してGPへ。
対照的に苦しい戦いが続いている
賞金ランキング17位の浅井康太(三重)
賞金ランキング34位の村上義弘(京都)
賞金ランキング41位の武田豊樹(茨城)
今節を皮切りにG1タイトル奪取を目指す。

ベテランの味を存分に発揮している佐藤慎太郎(福島)
現在賞金ランキング4位
競走得点117.91
2006年以来のGPへ視界良好の佐藤慎。
今年は追込みナンバーワンと云っても過言ではない充実振り。
F1、G3、特別を含め6場所連続優出は圧巻。
前節、オールスター決勝では北日本ライン三番手ながら内コースを突き、中割っての2着。
宇都宮F1を欠場し、調整しての共同通信社杯。
レース展開不問の差し脚に今節も期待が集まる。

賞金ランキング7位の松浦悠士(広島)
前節、富山記念決勝では関東ライン分断策から完璧なレース運びで優勝を飾った松浦。
このままの状態を維持出来れば賞金でGPが見えて来る。
勢いそのままに共同通信社杯に乗り込む。
賞金上乗せの為、今節も初日から目が離せない一車。
優勝候補の自在性溢れるレースは必見。

若手の登竜門、共同通信社杯で輝く新星。
113期から4選手を御紹介。
宮本隼輔(山口)、黒沢征治(埼玉)、藤根俊貴(岩手)、河合佑弥(東京)

大垣記念で113期一番乗りの記念制覇を果たした宮本。
前節、オールスターではG1の壁に勝ち上がりは出来なかったが、最終日には眼が醒めるような捲りを披露。
今節も盛り上げてくれること間違いなし。

F1連続完全優勝目前の落車に泣いた黒沢。
弥彦F1決勝、ジャン前に位置獲りに動いての落車。
1ヶ月弱の欠場を余儀なくされた。
復帰戦となる今節の仕上がりが気になるところだが
特別競輪で持ち味を存分にアピールする。

青森記念では、兄弟ワンツーに青森勢に多大な貢献をした藤根。
前節の青森記念準決勝、ジャン前からの先行でラインワンツースリーを演じた。
北日本を背負う有望な若手が今節も果敢に先行する。

捲り、カマシのキレ味抜群の河合。
5月の前橋F1でS級初優勝。
負傷欠場も経験し、一回りも二回りも成長した印象。
近況優出こそないが、要所要所で魅せるレースセンスは若手のトップクラス。

今節も113期が見せ場を作る。

いよいよ始まる、松阪共同通信社杯(G2)
寬仁親王牌、競輪祭に向けての熾烈な戦いが始まる。
直線長い松阪競輪場でどんな攻防のドラマが繰り広げられるのか。
ギュイーンと29車券で的中し
松阪牛を堪能させて貰うことにしよう。

(記 京凛敬三)