前進
震災の影響で休止を余儀無くされている熊本競輪場。
今年も代替開催となり、久留米競輪場にて開催される。
2021年の再開を心待ちしながら、熊本記念を堪能させて頂く。
目が醒める様な中川誠一郎の捲りを鮮明に覚えている。
昨年の熊本記念in久留米決勝。
競輪の素晴らしさを再度感じさせてくれた。
8番手、絶対絶命から気持ちの込もった捲りが直線届き悲願の地元記念初制覇。
競輪ファンなら車券云々関係無く賛辞を捧げた事だろう。
今年はどんな熱い戦いが繰り広げられるのか。
開設69周年記念熊本競輪
『火の国杯争奪戦』(G3)in久留米
2019年
10/24〜27の四日間
福岡県久留米競輪場にて開催される。
欠場組は
武田豊樹、山崎賢人、野原雅也等が欠場となり
追加組は
渡邉一成、志智俊夫、桐山敬太郎等7選手が追加斡旋されている。
SSからは村上義弘(京都)に、浅井康太(三重)の2選手。
賞金ランキング33位の村上義。
近年稀に見る苦しい戦いが続く2019年。
GP出走は11回、GP制覇は2回している競輪界を代表する現役選手。
ファンは競輪祭の勝負駆けに期待をしている。
まだまだ若い45歳。
もう一花、二花咲かせて貰いたい。
勝負強い魂の走りを今節も活目させて頂く。
賞金ランキング16位の浅井。
村上義同様にGP出走に暗雲が立ち込めている。
GP出走は7年連続7回、GP制覇2回。
賞金上乗せでは苦しい状況。
岐阜記念、寬仁親王牌優出で調子を上げているだけに今節で地元ホームバンクの四日市記念に繋げる。
そして、競輪祭制覇に向けて今節も自力自在に動く。
昨年覇者、地元ホームバンクの中川誠一郎(熊本)
熊本を背負い戦う。
今年は飛躍の年になった中川。
現時点で、全日本選抜競輪に高松宮記念杯競輪のタイトル2冠。
自身、2度目のGPが確定している。
GP前に是が非でも獲りたい地元記念。
連覇に向けてナショナルチームで培った豪脚を唸らせる。
優勝候補筆頭。
地元勢から初優勝を狙う期待の選手登場。
松岡貴久(熊本)、中本匠栄(熊本)、新井秀明(熊本)
京王閣F1に、福井F1で連続優勝をした松岡。
中川同様、熊本を牽引している若頭。
前々節の落車の影響が気になるが地元記念で奮起する。
寬仁親王牌での動き光った中本。
年々力を付け、得意の捲りは威力抜群。
まだ記念優勝が無いのが意外だが、初優勝を目指し個性を発揮する。
埼玉から移籍し、結果を残している新井。
近況は、少し元気が無い印象に映るが縦脚の鋭さには定評有り。
三番手も苦にしない追込み屋が今節穴を開ける。
地元の躍進に期待と注目が集まる。
いよいよ始まる熊本記念in久留米!
今回のポスターになっている文言。
人生いろいろと壁はあるけど、全身で前進あるのみ
『前進』
武田双雲氏の字体に背中を押されながら当たり車券を探求したいと思う。
(記 京凛敬三)