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福井競輪場G2ウィナーズカップ『勝者よ 勝ち誇れ』

 

勝者よ 勝ち誇れ

22日迄行われていた国際トラック支援久留米。
決勝の並びは
櫻井正-菅田壱-岡村の東日本3車
竹内翼-久米康-阿竹の中四国3車
藤井栄-南の近畿2車
志村太は単騎の並びでの戦い。
展開は
ジャン前から先行したのは北日本の櫻井正。
叩かれたのは藤井栄。
後方展開になったのは竹内翼。
ペースを上げて主導権を握る東日本ライン。
一センターで早めの捲りを打つ藤井栄。
牽制をする番手菅田壱。
バックで番手発進をする菅田壱。
三番手を固めていた岡村が南に絡まれる。
菅田壱の後ろをもぎ取ったのは南。
その後ろを追走していた志村太。
直線接戦になったが、ゴール前振り切って優勝したのは菅田壱。
2018年大宮記念以来、通算3回目のG3制覇を果たした。
岡村を決めて位置獲り上手い競走を魅せた南が2着マーク。
南を追走した単騎志村太が3着に入った。
同県櫻井正の先行に応えた菅田壱の優勝で国際トラック支援競輪は幕を閉じた。

いよいよ今年度最後のグレードレースが開催!

第4回ウィナーズカップ(G2)
ガールズケイリン2020 福井ステージ
2020.3/26.27.28.29の四日間
福井県福井競輪場にて開催される。

2017年から始まったウィナーズカップ。
選考基準の特徴は、車券貢献度の高い1着回数上位者を選抜する事によってF1開催の活性化と若手育成に特化した特別競輪として設立された。

追加組は
山中秀将が欠場し
追加組は
古性優作が追加斡旋されている。

SSからは7選手が登場。

競走得点トップ、シリーズリーダー、今年の顔と云っても過言では無い平原康多(埼玉)
今年に入り5場所連続優出。
立川記念決勝2着、大宮記念決勝優勝、全日本選抜決勝2着、奈良記念決勝2着、松山記念決勝優勝とオール2連対。
向かうところ敵無し。
今年度を優勝で締め括るか。
悲願のGP制覇へ向けて福井ウィナーズカップを制覇する。

和歌山記念優勝、高松記念優勝と今年も存在感抜群の松浦悠士(広島)
記念連覇で、全日本選抜清水の優勝に貢献した松浦。
前節、松山記念決勝では平原と一騎打ちとなったが、平原の果敢な先行勝負、3番手を獲りながら捲り切れずの3着に終わった。
ウィナーズカップに懸ける思いは人一倍。
打倒平原、ウィナーズカップ制覇を狙う。

GPの切符を唯一手にしている清水裕友(山口)
今年に入り、立川記念優勝から全日本選抜優勝と勝負強さを遺憾無く発揮している。
共に番手からの優勝で、前節玉野決勝では自力捲り切れずの5着。
自力の課題を残しての今節だけに勝ち上がり、決勝での早仕掛け有るかどうか。
中四国を背負う自力に今節も注目が集まる。

前節、新山響と同着優勝で玉野記念を制した郡司浩平 (神奈川)
立川記念準決勝の失格から立て直しての玉野記念優勝。
全日本選抜決勝では、仕掛け切れずの5着。
静岡勢に託された静岡記念決勝は、浅井の捲りに屈しての3着。
着順以上に苦渋を舐めて来た郡司が更に進化しての今節。
南関東の司令塔が光を照らす。

安定感衰え知らずの2019GP覇者佐藤慎太郎(福島)
5場所連続優出でファンの期待に応え続けている。今節も優出濃厚。
佐藤慎太郎同様、堅実に優出を果たし追い込み屋として進化続けている村上博幸(京都)に、徐々に復調している中川誠一郎(熊本)
今節持ち前の大捲りが出るかどうか。

SSに立ち向かう注目選手は
日本一の先行職人を目指して邁進中、玉野記念優勝で更に先行に磨きが掛かる新山響平(青森)
松山記念決勝、平原の番手で松浦を牽制ブロックで平原の優勝に貢献してのマーク2着諸橋愛(新潟)
豊橋F1決勝、佐々木豪を自力捲りで仕留め優勝した和田健太郎(千葉)
前橋F1、三谷竜と番手天田を振り切って優勝した113期河合佑弥(東京)
ルーキー115期、佐世保完全優勝の勢いそのままに坂井洋(栃木)
と、粒揃いのメンバーがSSの牙城を切り崩す。

いよいよ始まるウィナーズカップ!
『勝者よ 勝ち誇れ』
一着選手が輝き、一着選手が躍動する開催。
無観客でも声援は届く。
と、想いながらレース観戦させて頂く。

(記 京凛敬三)