どきっ!視線を釘付け!
取手記念から中一日で開催されるのはこちら!
小松島競輪開設70周年記念
『阿波おどり杯争覇戦』(G3)
2020年7月2.3.4.5日の四日間
徳島県小松島競輪場にて開催される。
今節も四国、中国、九州の地区限定斡旋となっている。
そして7月期変わりからは、『7車立て』『全9R』『4日制』で競われる。
初日特選1組に、予選1、予選2のポイント上位21選手が準決勝へ進めるトーナメント。
決勝は、準決勝1.2着(3着1名)の7選手となっている。
勝ち上がり方式が、以前の記念競走とは異なっているので御注意頂きたい。
欠場組は
青井賢治、網谷竜次、野本翔太、新納大輝が欠場し
追加組は
大屋健司、大西祐、坂田章、小川賢人が追加斡旋されている。
SSからは3選手。
松浦悠士(広島)、清水裕友(山口)、中川誠一郎(熊本)が登場。
高松宮記念杯競輪決勝では3着だった松浦。
準決勝では、8番手に置かれて苦しい展開ながらも、斬れ味抜群の捲り1着で決勝へ。
決勝でも、8番手からのロング捲りを敢行し、稲川の強烈なブロックを掻い潜り直線勝負に持ち込む。
ゴール前、脇本に迫ったものの悔しい3着となった。
今節も、ゴールデンコンビの盟友である清水との連携に注目が集まる。
優勝候補筆頭。
高松宮記念杯競輪二次予選敗退に泣いた清水。
西二次予選では、完璧なタイミングでカマシを決めて押し切れると思ったが、ゴール前で末を欠き4着二次予選敗退となった。
三日目特選では、6番手捲りで原田研とのワンツーを演出。
最終日特選では、二日目同様のカマシで粘れずの3着。
絶好調ではないが、見せ場はしっかり作っている。
前々節の久留米記念では、松浦に乗り優勝しているだけに今節も楽しみな連携。
順番的には今節は清水が前か。
まだまだ本調子には戻らない中川。
高松宮記念杯競輪初日では、脇本の捲りを最後尾から大外捲り上げて2着。
西準決勝では、6番手を獲れたが仕掛けられずの5着。
最終日特選では、隊列短くなったところを豪快な捲りで仕留めて1着。
中川らしい捲りは出ているが、昨年の勢い迄はあと一歩。
今年に入りまだ優勝が無いだけに、そろそろと思うファンも多い筈。
後期の爆発力に期待したい。
前節自力捲りも披露した岩津裕介(岡山)
競走得点3位で登場。
高松宮記念杯競輪の初日一次予選では、宮本隼と佐々木豪のもがき合いを冷静な判断で自力に切り替え気合いの3着。
西二次予選では、清水の番手からしっかり抜け出し1着。
準決勝では、松浦に任せてマークしたものの山本伸に絡まれ準決勝敗退。
松浦、清水の鋭い踏み出しに口が空かず追走していたのは好調の証。
頼もしい後輩に任せて直線勝負に懸ける。
ナショナルチームで培ったスピードで勝負する河端朋之(岡山)
東京オリンピック代表には手が届かなかったが、長年ナショナルチームを支えている河端。
前節高松宮記念杯競輪初日では、持ち味のスピード力を発揮して捲り2着。
西二次予選では、小倉竜を連れ後続を引き離す先行で2着。
西準決勝では、脇本に力負けしたが仕上がりの良さをアピールしてくれた。
競輪での活躍にも目が離せない。
地元徳島勢からは豪華な面々が揃い踏みで、SS勢を迎え撃つ。
ディフェンディングチャンピオンの太田竜馬(徳島)、競輪界を代表する追い込み屋の小倉竜二(徳島)、徳島の若頭原田研太朗(徳島)、器用な自在性に定評有る小川真太郎(徳島)、前節優勝で絶好調の若手島川将貴(徳島)等総勢9選手。
今年も地元徳島勢から是が非でも小松島記念覇者を出したい。
いよいよ始まる小松島記念。
松浦、清水に地元徳島勢が何処まで対抗出来るのか。
7車立ての記念はどんなドラマが待ち構えているのか。
今節も無観客開催ながら、良い兆しも見えて来ている。
今しか観れない、今しか味わえない『競輪』を、存分に堪能させて頂く。
(記 京凛敬三)