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福井競輪場G3不死鳥杯『熱い記念日になりそう。』

熱い記念日になりそう。

いよいよ始まる福井記念!

開設70周年記念
『不死鳥杯』(G3)
2020年7/23,24,25,26日の四日間
福井県福井競輪場にて開催される。

欠場組は
川村晃司、西岡正一、澤田義和等が欠場し
椎木尾拓哉、松岡健介、林巨人等9選手が追加斡旋されている。

SSからは只一人。
地元福井記念3連覇を目指す、東京オリンピックの日本代表脇本雄太(福井)
近畿、福井を背負いひた走る。
昨年の競輪GPでは悔しい準優勝に終わり、今年に入り自転車競技に専念して来た。
競輪では復帰戦になった高松宮記念杯競輪では圧倒的な強さを魅せ付け完全優勝を飾った。
GPの切符も手に入れ、更なる期待をされていたが、サマーナイトフェスティバル準決勝では末を欠き4着敗退。
修正しての今節は、負けられない地元ホームバンク記念。
3連覇を目指し風を切る。
優勝候補筆頭。

絶好調のタイトルホルダー稲川翔(大阪)
2014年高松宮記念杯競輪を制覇した稲川。
怪我に、失格と数年苦しんで来たが、いよいよ本領発揮。
高松宮記念杯競輪準決勝では、脇本とのワンツーを決めて優出。
決勝では、脇本を援護し優勝に導いた。
サマーナイトフェスティバルでは、脇本を生かし決勝へ行き、決勝では単騎3着と縦の伸びも抜群。
今節も脇本の心強い味方になる筈。

地元和歌山高松宮記念杯競輪では気迫の突っ込みが冴えていた東口善朋(和歌山)
二日目優秀では脇本とのワンツーを決めて2着。
準決勝では、直線コースをこじ開けながら迫ったものの、惜しくも3着敗退に泣いた。
レース期間が空いている不安を払拭してくれた。
今節も、脇本をはじめとして近畿自力型が揃っているだけにチャンスは充分。
気合いの突っ込みは福井記念でも炸裂する。

スーパールーキー、地元記念初登場となる寺崎浩平(福井)
サマーナイトフェスティバルでは、特別競輪出走最速記録と、特別競輪初勝利最速記録を塗り替えた逸材。
予選では、村上義弘を連れて果敢に先行。
3着で予選敗退となったが二日目に1勝。
最終日は脇本との初連携を経験し、早めの先行で脇本の1着に貢献した。
脇本と共に福井を背負い、近畿王国を作る大事な鍵を握る。
決勝では、脇本との同県連携が観れるのか注目が集まる。

強力の近畿勢を迎え撃つのが中部勢。
ベテラン追込み屋の山口富生(岐阜)に、燻銀の捌きが魅力の笠松信幸(愛知)。
連続優出で波に乗っている高橋和也(愛知)。
柴崎淳(三重)、坂口晃輔(三重)、伊藤裕貴(三重)S1三重トリオは同門の北勢グループ。
連携実績の高さは折り紙付き。
粒揃いの中部勢が近畿の牙城を崩す。

いよいよ始まる福井記念。
近畿VS中部
今節は、近畿、中部の2地区限定斡旋となっている。
並びの奥深さを感じるには良い機会かもしれない。
通常観れない7車立てに酔い痴れる。

(記 京凛敬三)