静岡記念から中二日。
競輪ファンには嬉しい慌しさとなっている。
先日迄行われていた静岡記念。
決勝では地元渡邉雄太に桐山。
浅井に吉田敏、松本貴が単騎に
強力な近畿4車が迎え討つ構図となった。
先行は稲毛を先頭に近畿勢。
松本貴の単騎カマシを物ともせずバック。
渡邉雄に併せて、古性が番手から発進。
南、東口を連れて盤石の形に。
浅井にも何もさせない近畿作戦に感服。
古性–南–東口と近畿ラインワンツースリーを決めた。
グレードレース決勝での綺麗な1.2.3決着に
古き良き競輪を観た気がした。
静岡記念に続いて始まる
玉野競輪開設68周年記念
瀬戸の王子杯争奪戦(G3)
2019年
岡山県玉野市、玉野競輪場にて
2/28~3/3の四日間開催される。
SS三谷竜にSS清水裕、等が欠場になったが
太田竜、等個性ある追加選手が名を連ねた。
SSからは只一人の登場。
魂の走り村上義弘(京都)
弟博幸は奈良記念を制覇したが
兄義弘は意外にも今年に入り優出無し。
大宮記念、高松記念、別府全日本選抜と
準決勝が鬼門になっている。
調子自体は悪くない村上が今節こそ決勝入りに動く。
2017年覇者がバンク相性の良さを発揮する。
追加斡旋が入った太田竜馬(徳島)
昨年後期から本格化している太田。
今年に入りF1連続優勝に高松記念制覇。
前節の別府全日本選抜競輪では圧巻の走りを披露してくれた。
準決勝は別線の牽制に苦しめられ仕掛け切れずに惜しくも敗退となったが
初日、二日目の堂々としたジャン先行が有れば地元勢、中四国勢は心強い。
タイトル目前の太田に更なる注目が集まる。
熟練度増し、新たな一面を魅せる松浦悠士(広島)
今節一番調子が良いであろう松浦。
別府全日本では、初日二日目と三番手から斬れ味鋭い縦脚を披露。
松阪F1、前節大垣F1ではバックを獲る積極的な自力で決勝入り。
大垣決勝では脚を使わず中団を獲り切り
後続を牽制しながら余裕を持っての仕掛けで優勝をさらった。
静岡記念を制覇した古性と並ぶトップユーティリティプレーヤーに成長した
先行も苦にしない自力も備えた松浦に敵無しか。
全日本選抜でも連携した太田竜に託し玉野記念制覇なるか。
中国、四国勢の勢い止まらず。
今節、特に層の厚い中四国ラインを御紹介。
地元玉野ホームバンクS1組から
柏野智典(岡山)、岩津裕介(岡山)の追込み屋が登場。
その二人を背負う取鳥雄吾(岡山)
地元勢を占うのはこの男。
前節、広島F1準決勝では援軍が居なくなりながらも
踏み直し、粘って粘っての2着と強い先行力を発揮し決勝入り。
バック回数を重ねて脚作っての地元記念。
逃げも、カマシも、捲りも出来る取鳥が地元ホームバンクで風を切る。
S2からは
大ベテランの近藤修康(岡山)に
大型先行、任せて安心の工藤文彦(岡山)。
昇級後結果を残している自力自在の片岡迪之(岡山)に
地元で復調なるか。縦脚キレる峰重祐之介(岡山)。
そして最後に、次世代の中国ラインを牽引して行く逸材に育って貰いたい滝本泰行(岡山)。
厚みのある地元勢に、厚みのある中四国勢。
楽しみな、楽しみな
玉野記念は2/28木曜日開幕!
玉野競輪場のマスコットキャラクター
ガッツ玉ちゃんに闘魂注入される選ばれし者は誰か。
(記 京凛敬三)