トピックス

ニュース・トピックス

松山競輪開設69周年記念G3『GOLD RUSH』

松山競輪開設69周年記念
金亀杯争覇戦(G3)
2019年3/7〜10の四日間開催される。

前回の玉野記念振り返る。
決勝では、太田竜率いる徳島ライン3車に
松浦率いる中国ライン3車で人気を二分する形となった。
展開は、連日積極性な競走をしていた太田竜のジャン先行。
太田竜-阿竹-北村信が出切り
中団を獲り切ったのは中国ライン
松浦-柏野-西岡拓。
単騎の野田源と関東の芦澤辰-志村太が7番手を争う。
太田がバックを獲り、車間を空ける阿竹。
中団から松浦が捲って来るがそれに合わせて踏む阿竹。
番手絶好から抜け出し7年振りの記念優勝を飾った。
直線コースを突き伸びた地元柏野が惜しくも2着。
徳島3番手を固めていた北村信が3着となった。
阿竹の優勝に貢献した太田の先行力に脱帽。
改めて中国、四国ラインの存在感が際立った玉野記念となった。

いよいよ3/7から松山記念金亀争覇戦が開幕となる。
玉野記念に引き続き四国、中国ラインの躍動が観れるのかどうか。

先ずはSS4選手から御紹介。

静岡記念決勝では近畿作戦に屈した浅井康太(三重)
前節決勝では展開が向かなかったが
二日目、準決勝と苦しい展開ながらも
車の出と伸びはすこぶる良好。
決勝には必ず乗って来ると云っていい安定感を今節も魅せてくれるだろう。
優勝候補筆頭。

別府全日本選抜準決勝では果敢な先行を披露した平原康多(埼玉)
前節の静岡記念は欠場しての松山記念。
浅井同様、どんな展開になっても対応出来る平原。
今年に入って大宮記念2着に高松記念3着。
そろそろ今年初記念制覇を待ち望んでいるファンも多いだろう。

別府全日本選抜では平原の先行に乗り優出した武田豊樹(茨城)
前節の静岡記念では連対、3連対無しの6着、6着、4着、4着。
元気が無い印象に映った前節。
円熟味を増して行く武田の修正能力に期待しよう。

今年に入り記念を2回制している村上博幸(京都)
松阪記念完全優勝では自力の捲りで。
奈良記念決勝では北日本分断策から優勝をもぎ取った。
自力に縦、横と磨きが掛かっている村上に敵無し。
3度目の記念優勝は松山記念か。

SS勢を脅かす若手の台頭。
ヤンググランプリ制覇からブレイクしている太田竜馬(徳島)
玉野記念から中3日での登場。
今年に入り、以前にも増してバック獲りに動いている太田。
斡旋が立て込んで疲れが気になるところだが
四国、中国ラインを背負う22歳に多大な期待をしてしまう。
タイトル目前の新興勢力が今節も躍動する。

地元愛媛勢は粒揃いのラインナップ。
追込み屋からは渡部哲男(愛媛)に橋本強(愛媛)
2005年金亀杯覇者の渡部。
2005年以降は地元優勝が出ていない愛媛勢が奮起する。

渡部は前節全日本選抜二日目にインフルエンザで欠場。
病状が気になるところだが、約1ヶ月空いて調整は万全。
久々の記念優勝に名乗りを挙げる。

近況着が大きくなっている橋本。
大宮記念決勝では橋本らしいコース獲りで優勝目前であったが3着失格に終わった。
勝負強い橋本だけに見せ場を作る。
四国、中国の若手が揃っているだけにチャンスは充分。

愛媛ヤンググランプリコンビ登場。
4場所連続優出している絶好調の松本貴治(愛媛)
落車の影響を払拭して静岡記念での決勝入り。
単騎で位置獲りに苦しみ8着に終わったが
勝ち上がりでは、連日しぶとい競走を魅せてくれた。

大型先行の佐々木豪(愛媛)
捲りのイメージが強い佐々木だが
大垣F1決勝では別線の山中秀、竹内雄完封する先行力も持ち味。
番手戦も出来るだけに、ヤンググランプリで連携した
松本-佐々木の並びが決勝で観れるかどうか楽しみな一人。
松本、佐々木が今節飛躍する。

愛媛S2からは
大ベテラン53歳の梶應弘樹に
先行力衰え知らずの小川祐司に
未来の四国を担う吉武信太朗に今野大輔。

楽しみな地元勢が目白押し。
松山高速バンクでの熱戦を拝ませて頂く。

松山競輪場で車券を当てて
夜は道後温泉で疲れを癒す。
昨年のウィナーズカップで実現出来なかったプランを今年こそは現実のものに。
瀬戸風を選手同様味方にしてみたい。

(記 京凛敬三)