前回記念の武雄記念を振り返る。
細かく分かれての決勝。
山崎賢-荒井
松浦-小倉
松坂-中村浩
平原康
野田源
小川祐
の並びになった。
展開は、ジャンで松坂の南関ラインが仕掛け
ホームでカマシて行ったのが山崎賢人。
1センターでは出切り、しっかりと地元荒井が追走。
その後ろに松浦の中四国ラインが入り
人気の中心平原は後方に置かれる。
バックを獲り主導権を握った山崎賢。
4コーナー過ぎ満を持して踏み込む荒井。
荒井と同時に踏み込む3番手の松浦。
後方から自力捲りで迫る平原と
ゴール前大接戦になったものの
地元荒井が松浦、平原の追撃を振り切り1着フィニッシュ。
5年振り4度目の武雄記念制覇を果たした。
2着には、位置獲り冴えていた松浦。
3着には、後方置かれたものの縦脚生かして平原が入った。
今節も地元勢の躍動が観られるか。
いよいよ始まる高知記念。
高知競輪開設69周年記念(G3)
『よさこい賞争覇戦』
2019年4/11〜14日の四日間
高知競輪場にて開催される。
欠場組は、浅井康太、山中秀将、鈴木庸之等が欠場となり
追加組からは、松浦悠士、橋本強、坂本亮馬等が追加斡旋で出走となった。
SSからは
村上博幸(京都)、清水裕友(山口)の2選手が出走。
村上博は、前節小倉F1決勝での2着。
南潤がバックを獲り、ピッタリマークで追走。
番手絶好の差し頃かと思えたが
南の踏み直しを交わせなかった。
好調を維持している村上博は今節も優勝争いに名乗りを上げる。
左鎖骨骨折から前節復帰した清水。
ウィナーズカップの成績は4着、4着、3着、4着と
連対は逃したものの、怪我明けにしては動けていた印象。
積極的にバックを獲り復調へのアピールをしていた。
今節は復帰2節目。
先行に捲り、位置獲りに横の動きと清水の自在性が観れるかどうか。
初日から目が離せない1車。
中3日での追加斡旋となった松浦悠士(広島)
疲れが気になるところだか、近況絶好調。
武雄記念ではオール2連対の準優勝。
ウィナーズカップでも優出とタイトルも見えて来た松浦。
持ち味である横の動きと位置獲りの巧さは相変わらず健在。
加えて、自力競走も増えてから
捲りのキレも増して、先行力をも蓄えて来た近況。
怖いものが無くなった松浦が一番怖い。
病欠明けでも動けていた諸橋愛(新潟)
復帰戦の前節、立川F1。
オール2着とまとめた諸橋。
準決勝にはルーキー河合の遅めの仕掛けにもしっかり追走。
決勝では、関東3番手を固めゴール前では鈴木竜との接戦を演じた。
熟練された追走技術は益々磨きが掛かる。
地元高知勢からは
佐々木則幸、山中貴雄、坂田章、宗崎世連の4選手が出走。
地元の雄、長年高知を牽引している佐々木則。
遡ること2002年以降地元記念優勝から遠ざかってはいるが
バンク相性と勝負強さは折り紙付き。
地元ファンの声援を後押しに好走する。
今節からスタートする
ガールズフレッシュクイーン。
このレースは、デビュー2年未満のガールズケイリン選手から
品性・技能・共に優秀な選手を選抜して実施される。
次代を担うスター選手の登竜門となるレースとして位置付けられるとのこと。
今年に入りV5と成長目覚まし梅川風子(東京)に
2場所連続優勝、風格すら漂う鈴木美教(静岡)に
ナショナルチームで培ったスピードを武器に太田りゆ(埼玉)。
114期のトップ2も出走。
佐藤水菜(神奈川)に、柳原真緒(福井)と激戦必至。
4/14最終日の9Rに発走。
初代女王は誰の手に。
いよいよ高知記念がスタート。
車券で一儲けし、鰹のタタキをツマミに勝利の美酒に酔いしれたい。
よさこい賞争覇戦。
4.3.5.1(よさこい)車券でも買うとしよう。
(記 京凛敬三)