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奈良競輪開設68周年記念G3『往かねばならぬ!!』

往かねばならぬ!!

いよいよ奈良記念開幕。
奈良競輪開設68周年記念G3
春日賞争覇戦
2019年
2/16〜19の四日間開催される。

先日まで行われていた
今年一発目の別府G1全日本選抜競輪では
中川誠一郎が優勝を飾った。
決勝の展開は
ジャンで、吉澤-武田-佐藤慎
東日本ラインが先行態勢に。
単騎和田真と単騎中川が四番手を争う中
外併走を嫌った中川が
単騎ホームカマシを敢行してバックを獲る。
番手に入った吉澤が絶好かと思われたが
他を寄せ付けないスピードと粘りで
中川誠一郎が押し切りGPの切符を一番乗りで手にした。
二着は茨城両者の三番手を選択していた
佐藤慎太郎が巧くコースを突き二着。
三着には直線惜しくも伸びを欠いた吉澤純平となった。

全日本選抜競輪の熱気冷めやらぬ中
奈良記念春日賞が始まる。

GP覇者地元奈良の大黒柱三谷竜、SS清水裕と全日本選抜決勝入りした和田真が欠場になったのは残念だが
SS一人、激戦必至で大混戦の奈良記念。

唯一のSSから村上博幸(京都)
近畿勢を牽引する若頭が登場。
年明けから縦脚の伸びが光っている。
松阪記念では完全優勝をし
決勝では自力の捲りを決めた。
全日本選抜では準決勝敗退とはなったが
二次予選では苦しい展開からしぶとく一着。
調子も良いだけに今年二度目の記念制覇に
番手戦は勿論のこと自力も冴えているだけに期待が集まる。

競走得点トップで登場。
全日本選抜二着になった佐藤慎太郎(福島)
此処数年の安定感には頭が下がるが
今年に入ってからも尚、車券に絡んでいる。
防府F1ではオール三連対。
全日本選抜では3着、5着、2着、2着。
どんな展開も苦にしないレース運びに磨きが掛かっている。
全日本選抜決勝では関東三番手を選択し
レースを動かし、読み切る佐藤の真骨頂。
今節もレース巧者振りが発揮されることだろう。

佐藤同様、全日本選抜決勝入りを果たした
小倉竜二(徳島)
新年早々、大垣F1を優勝し
松阪記念では小倉らしいレースは観れなかったが
修正をしてからの全日本選抜。
初日、二日目と松浦に先着されたものの
同県太田竜を援護し要所要所で技を魅せる。
準決勝では中川の鋭い捲りにピッタリマークを決める。
追走技術は競輪界トップクラスの逸材。
佐藤、小倉の燻銀が輝く。

三谷将太、三谷竜生が居ないのは寂しいが
地元奈良から長男三谷政史が登場。
今年から1班に返り咲き地元記念に挑む。
小倉F1では決勝入りも果たし調子は上々。
近況一着が少なくなってはいるが縦横動ける脚は健在。
今年は長男が躍動する。

更に今年の奈良記念の顔。
中井兄弟が見せ場を作る。
中井太祐(奈良)に中井俊亮(奈良)
兄、太祐は大垣F1決勝入りと
松阪記念では連対二回。
調子を上げての奈良記念。
以前よりはバックを減らしているものの
横の動きと位置獲りも魅せて競走の幅を広げている。
番手戦もこなせるだけに勝機は充分。

弟、俊亮は追加斡旋で登場。
前節の松山F1ではジャン先行で押し切り。
強い先行を披露し優勝をした。
防府F1では、中川の捲りに迫る動きで二着と大健闘した。
絶好調と云って良い俊亮。
奈良記念制覇に名乗りを上げる。
三谷兄弟の次は中井兄弟だ。

往かねばならぬ!!
奈良33バンクを制するのは誰か。

(記 京凛敬三)

高松競輪G3『今年の栄光は誰の手に。』

今年の栄光は誰の手に。

2019年が始まり、まもなく一ヶ月が経つ。
濃厚な一ヶ月だったのではなかろうか。
新興勢力に若手の台頭。
競輪界は盛り上がっている。

まず、今月二十日まで行われていた大宮記念。
決勝では
野口裕-海老根の千葉両者がバックを獲り
地元埼玉、平原が三番手から捲って行くが
長い長い大宮バンクの直線を生かして
番手から神山拓が差し切り
久々の記念優勝を飾った。

そして、先日まで行われていた松阪記念。
決勝では
竹内雄-浅井-桝井の中部ラインが主導権を握り
地元三重、浅井が番手絶好の展開ではあったが
自力を使って、大外を豪快に捲った
村上博幸が完全優勝で締めくくった。

全日本選抜競輪前の前哨戦が始まる。

開設68周年記念(G3)
玉藻杯争奪戦
2019年
1/31〜2/3
香川県
高松競輪場にて
四日間開催される。

SSからは、村上義弘(京都)に平原康多(埼玉)の両名が登場。
村上は、大宮記念で惜しくも
準決勝敗退したものの
自力を使い、動けている印象。
今年から記念の勝ち上がりも変更になり
今節も自力戦があるのか気になるところ。
魂の走りを高松でも拝ませて頂く。

もう一人は平原。
大宮記念決勝では中団確保から
抜群のタイミングでの仕掛けであったが
直線の伸びを欠き、惜しくも3着。
年間通して安定している平原が
今節も躍動してくれるのは間違いない。

地元香川勢から
絶好調の二人を御紹介。
まず、香川雄介(香川)
昨年、高松F1から四場所連続決勝進出。
しかも、決勝3着.1着.2着.2着と全て三連対を果たしている。
昨年中盤は、怪我から調子を崩していたが
12月から復調し、本来の切れ味を取り戻している。
どんな展開でも対応出来るのが香川の強み。
地元バンクを縦横無尽に駆け抜ける。

そして、和歌山記念で記念初優勝を飾った
池田憲昭(香川)が高松バンク登場。
前節の松阪記念では準決勝敗退したものの
1着2本と縦の伸びは抜群。
1着11回と近年で最も調子が上がっている。
絶好調の二人が
四国、中国ラインの粋の良い若手に託し
地元優勝を狙う。

最後に四国ラインを引っ張る
太田竜馬(徳島)
本格化している太田。
ヤンググランプリを獲り
武雄F1では圧巻の完全優勝。
別府F1でも優勝を飾り
前節の取手F1では5着に終わったが
以前にも増して積極的競走が際立っている。
この勢いは特別タイトル目前。
ブレイク必至の太田に期待したい。

今年の栄光は誰の手に。

(記 京凛敬三)

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