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大宮競輪G3『70年ありがとうそしてこれからも』

70年ありがとうそしてこれからも

2019年がスタートし
立川記念では清水裕友が優勝。
先日まで行われていた
和歌山グランプリでは
GP王三谷が地元勢の椎木尾と東口を背負い
大本線に推されていたが
小川真太郎の果敢な先行に応えて
番手絶好の展開をものにして
池田憲昭が記念初優勝を飾った。
三谷、中川を押さえての価値あるレースであった。

今年の記念三開催目は大宮記念。

東日本発祥70周年記念(G3)
大宮競輪
倉茂記念杯
1/17から20日までの四日間開催される。

満を持して登場。
埼玉の雄、平原康多(埼玉)
GPで悔し過ぎる落車に泣き
年明けの立川は欠場をして大宮記念に照準を合わせた。
2008、2010、2011、2013、2015、2017年と
計6回倉茂記念杯を制覇している平原。
絶対的な強さを発揮し続けている。
データに基づくなら一年置きに優勝を重ねているだけに
今年も期待を集めて、主役になる。
優勝候補筆頭。

SSからはもう一人。
三谷のGP制覇を後押しした村上義弘(京都)
GPでは単騎捲りの清水をしっかり牽制し
ブロックで止めたところで
平原の前輪と、後輪が接触し落車。
平原同様、立川記念を欠場して
今年初出走を大宮記念に選んだ。
怪我の影響が気になるところだが
不屈の精神で近畿勢を引っ張る。
中途半端なレースが無い村上が
今年も魂の走りを披露する。

昨年後半から調子を上げて来ている郡司浩平(神奈川)
川崎F1優勝に伊東記念では決勝に進出。
前節、奈良F1では準決勝敗退に終わったが
展開の不利もあった為、調子自体は悪くない。
昨年はタイトル無しに終わった郡司だが
今年こそはタイトルを獲りGPへ。
神奈川と南関東を盛り上げるべく奮起する。

佐世保記念の落車からなのか
ヤンググランプリ5着に
前節、奈良F1では7、7、6と
連対無しに終わった山崎賢人(長崎)
元気が無い印象に映った前節。
山崎包囲網はあるものの
警戒されるのはトップ選手の証。
今節も初日から狙われる現状を
持ち前のスピードで他を圧倒して貰いたい。

地元勢からは
怪我明け復帰戦になる岡光良。
調子上向きからの失格は勿体無かったが
秀逸なコース選びは唯一無二の存在。
岡同様、競輪ファンからの
信頼厚い武藤龍生。
怪我明け三場所目。
徐々に武藤らしさを戻しつつ地元記念。
関東ラインをしっかり固め
どんな展開でも突っ込むレースは必見。
捲り職人、宿口陽一。
近況、斬れ味鋭い捲りが影を潜めているが
相性の良い大宮バンクで決勝へ名乗りを上げる。
更に、自力型勢揃い。
平原を引っ張る
片折亮太、金子哲大、土屋壮登に伊藤慶太郎。
先行力に磨きを掛けて登場。
中でも立川記念で見せ場を作っていた伊藤。
初めての大宮記念で快走する。

楽しみな倉茂記念杯
的中ありがとう
そしてこれからも。
と、応援出来る選手を探したいと思う。

(記 京凛敬三)

和歌山競輪G3『夢』

激しい胸の高鳴り
高ぶる心
魂の鐘が鳴り響くとき
勝利は我が手の中に
いざ夢に向かって全力疾走

『夢』

和歌山グランプリ WGP
開設69周年記念(G3)
1/11〜14の四日間
和歌山競輪場にて開催される。

2019年、一発目となった立川記念は
SS清水裕友の優勝で幕を閉じた。
竹内-浅井、本線中部二車の後ろに
単騎の清水が追走する形で残り一周。
浅井の秀逸な牽制を掻い潜り
堂々としたレース運びで
浅井を押さえての優勝を飾った。
SSの重圧など感じさせない快走だった。
今年も清水の飛躍に期待したい。

立川記念に続いては和歌山記念。
和歌山グランプリが開催される。

SSからは3選手。
武田豊樹(茨城)、村上博幸(京都)に、GP覇者が満を持して登場の三谷竜生(奈良)。
2018の顔になった三谷。
日本選手権競輪に高松宮記念杯競輪に競輪グランプリを獲得。
今年は一番車と、競輪界を背負って立つ三谷。
2019年同地区開催からのスタートに、競輪ファンは熱くなる。優勝候補筆頭。
昨年後半の怪我に泣かされながらもGP入りした村上博幸。
安定感抜群のレース運びに、鋭く伸びる縦脚は健在。
近畿王国をまとめ上げて更なる高みに誘う。
村上同様、落車に怪我に泣かされながらも戦い続けた武田。
昨年後半は元気が無い印象に映ったが、45歳のアスリートはまだまだ戦える。戦って貰いたい。
新しい進化と、円熟味を増した走りを拝ませて頂く。

競走得点トップの中川誠一郎(熊本)。
約一ヶ月空いての実戦。
昨年後半は中川らしい捲りが炸裂。
久留米で開催された熊本記念を制覇し
競輪祭、広島記念では存分に見せ場を作った。
スピードスターが2019年も躍動する。

競走得点3位の新山響平(青森)。
競走スタイルを確立してからの目覚ましい成長。
是が非でも主導権を握る姿に感銘を覚える。
強い。成績の安定と共に
若手の見本となる先行力は
現時点では競輪界ナンバーワン。
と云っても過言では無い。
逃げが不利と云われる現代競輪で見せ場を作る。

地元、和歌山グランプリカルテットを御紹介。
前年覇者の東口善朋(和歌山)。
昨年、苦しい展開ながらも
地元和歌山の声援に応えて優勝した。
連覇に向けて邁進する。
近畿自力型の層の厚さは兎に角追風。
伊東記念に前橋F1優勝。
更に、岸和田F1の切れ味が有れば連覇目前。

和歌山を動かす追い込み屋がもう一人。
熟練された横の動きが精度を増す椎木尾拓哉(和歌山)。
名マーカーに成長した椎木尾。
自力選手からの信頼も厚い。
縦横無尽に動く椎木尾が和歌山記念で初優勝なるかどうか。
勝ち上がりから目が離せない。

自力型から
稲毛健太(和歌山)に、南潤(和歌山)。
非凡な才能を持っている両名。
近況の強さはタイトルも狙える位置まで来ている稲毛。
先行力は勿論のこと、切れ味抜群の捲りにも磨きが掛かり、正月開催での岐阜F1で幸先の良い優勝。
やっと頭角を現してくれた脚に更なる注目が集まる。
稲毛同様、苦しみながらも着実に力を備えて来た逸材の南。
近畿を代表するニュースターが2019年に輝く。
函館記念制覇から、宇都宮記念3着と着実に成績を残していたが、怪我明けからは決勝入りを逃している現状。
ヤンググランプリ2着を皮切りに、地元記念で自脚の強さをアピールする。

いよいよ
和歌山グランプリ開幕。
いざ夢に向かって全力疾走。

(記 京凛敬三)

2019年もAIcastをよろしくお願いします

今年も皆様にとって素晴らしい一年になりますように。